今回のテーマ
体調不良の原因となる
「自律神経の乱れ」について。
この時期は、
自律神経が乱れることで、
朝なかなか起きられない、
食欲不振、元気が出ない、眠れない、
ネガティブ思考になるなど、
様々な不調が起こりやすくなります。
季節の変わり目に起こりやすい
「自律神経の乱れ」
最近では「自律神経失調症」という言葉も
よく聞かれますが、
自律神経の乱れは、
忙しい現代社会において
多くの方が抱えやすいお悩みです。
自律神経には、
昼間の活動時間に活発になる「交感神経」と、
夜などのリラックス時に活発になる
「副交感神経」のふたつがあり、
両者がバランスを取ることで
健康状態を保っています。
新生活のストレスや生活習慣の乱れ、
季節の変わり目の寒暖差などにより
2つの神経のバランスが取れなくなると
(つまり、自律神経が乱れると)、
不調につながってしまいます。
漢方的に見ると、
気の流れが停滞して詰まった
『気滞(きたい)』という状態になっている方は、
自律神経の乱れなどの
不調が出やすい傾向があります。
生活に変化があった時期や
季節の変わり目に、
どうも調子が悪い…と感じたら、
自律神経の乱れを整えるよう
意識してみるのがおすすめ。
例えば、食事。
体にパワーをチャージできるメニューや、
気を巡らせる食材を取り入れることで、
自律神経のバランスが取りやすくなりますよ。
今回は、
パワーチャージも気の巡り
改善効果も期待できる、
朝の時短レシピをご紹介します。
忙しい朝にぴったり!
火を使わず簡単
「鮭の薬膳粥」の作り方
材料(調理時間:3分)
- 鮭(焼いた鮭をほぐしたもの) 適量
- おろししょうが(チューブ) 小さじ1/2
- ご飯 一杯分
- しそ(大葉) 2枚
- 水 100cc(1/2カップ)
- 黒ごま 適量
作り方
1) お茶碗に、ご飯一杯分と、ほぐした鮭、
おろししょうが、お好みで塩を入れる。
(冷やご飯の場合はあたためておく)
2) (1)に水を入れて軽く混ぜ、
電子レンジ(600W)で約2分加熱。
仕上げに刻んだシソ・ゴマをまぶして出来上がり。
※加熱具合が足りなければ、
少しずつ追加加熱してください
薬膳効果
- 鮭:気・血を補い・巡らせる、疲労回復、整腸作用、肩こり・頭痛解消、冷え解消
- しそ(大葉):気の巡らせる、イライラ解消、整腸作用、食欲不振の改善
- 黒ごま:気・血を補う、便秘改善、体を潤す、肝・腎を補う
火を使わずワンボウルで作れるので、
忙しい朝でもさっと作れますよ。
季節の変わり目に不調を感じたときは、
このような、気を巡らせつつパワーを
チャージできる食事を取り入れて、
自律神経の乱れを整えるよう意識してみましょう。
次回のコラムでも、
季節の体に合う情報をお届けします。
どうぞお楽しみに。

わたし漢方とは
<参考:KAZ>