2023/6/12
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月面で発光現象! 宇宙飛行士が聞いた〝音楽〟の謎も |
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月面で発光現象!宇宙飛行士が聞いた〝音楽〟の謎も
今回から3回にわたって、月の異常現象を紹介。 月は自発光し、謎の音楽を奏でいた!
核融合か!? 月面の発光現象月面では謎の発光現象が観測されている。 たとえば、月の縁やクレーターの中、 山脈、海などの一部が、点状や面状に明るく輝いたり、 ガスや小さな雲のようなものが出現しているのだ。
月面研究者たちはこれを、 「つかの間の月の現象 (Transient Lunar Phenomena,略してTLP)」 と呼んでいる。
(上)月でときおり見られる謎の発光現象TLPをとらえた画像(矢印)。 (下)発光現象の拡大。明らかに光っていることが、 周囲との状況から比較してもわかる。 TLP現象の主な原因として、 隕石の衝突やガスの噴出、 太陽の紫外線や、 ときとして光輝くUFOの出現などが挙げられているが、 それとは別に、 人工構造物の存在もある。
それが、 このTLPが起きることで知られるアリスタルコス・クレーターだ。
ここは月面で最も明るい場所で、 地球からもその位置を確認できるくらいだが、 ときおり赤く見えたり、 青く見えたりすることがあり、 内部からガスを噴出していると考えられている。
月面で最も明るいエリアであるアリスタルコス・クレーターで捉えられた発光現象。 謎の構造物が確認でき、アーチ上の支柱構造が見える。 明らかに異星人の存在を物語るものだ。 1958年、 このクレーターの奇妙な発光現象を最初に発見したのが、 ロシアの天文学者ニコライ・コジレフだが、 アポロ11号の乗組員も同じ現象について報告している。
そのクレーターが青白く輝く謎めいた構造物として写っている。
画像を見るかぎり、 構造物は5~6本のアーチ状の脚で支えられており、 構造の手前には、 トンネルの入り口へと続く道路までも見てとれる。
クレーター内に何らかの電源デバイス, おそらくは「核融合炉」があるのではないかと噂されている。
その核融合炉説を裏づけるように、 アポロ15号が同クレーターの上空を通過した際、 ラドン222という放射性ガスの量が 通常の月面よりも高いことを観測しているのだ。
クレーター内部からガス放出があったことは確実で、 内部で核融合活動を今でも続けている可能性がある。
月の内部が活動している生きた天体だという証拠で、 その最大の要因こそ、 月を占拠している“月人=異星人”の存在なのかもしれない。
NASAの探査機ルナ・オービターが撮影した、 月面のガス噴出。ガスはTLP現象の主な原因のひとつと考えられる。 2016年9月4日、月面観測中に撮られた発光現象。 アポロ宇宙飛行士が聞いた音楽1969年5月18日、 アポロ計画4度目の有人宇宙飛行を行った アポロ10号の目的は、 同11号で予定される月面着陸のための 手順と機器を検証することにあった。
すべてのミッションを終え、 同月26日に地球に帰還した10号だが、 月の裏側を飛行中のおよそ1時間、 管制室との通信が完全に途絶えている。
3人の宇宙飛行士が奇妙な音を聞いていた。
しかも、ノイズの類ではない。
まるで、外宇宙から聞こえる「音楽」のようだったという!
アメリカのケーブルテレビ 「ディスカバリー・サイエンス・チャンネル」。
40年間も非公開とされ、 公式アーカイヴのなかにひっそり保管されていた この音声記録を同番組が発掘し、 2016年2月に公開したのだ。
確かに「ヒュー」という謎の音が流れており、 これを聞いた宇宙飛行士たちは、
「外宇宙的な響きの音楽だと思わないか? 聞こえるか? あの口笛みたいな音」という会話を交わしている。
アポロ10号とヒューストンとの通信が 再開されるまで怪音は鳴りやまず、 対応に苦慮する宇宙飛行士たちの音声も残されている。
この異常事態を報告するやりとりもあることから、 NASAが事態を把握していたことは間違いない。
アポロ10号のクルー。 左からユージン・サーナン月着陸船操縦士、 トーマス・スタッフォード船長、 ジョン・ヤング司令船操縦士。 彼らは月の裏側を飛行中、 外宇宙的な“音楽”を聞いていた。 “音楽”を聞いたときの、 アポロ10号とヒューストン管制室との会話記録。 同番組によると、 こうした怪音が発生する原因は 磁場や大気の影響などが考えられるという。
しかし、 地球と比べて月は磁場も弱いうえ、 大気もほとんど存在しない。
また、専門家は、 2機の宇宙船で使用される無線同士が 干渉して発生した音であると指摘している。
本当に外宇宙からの音だったのだろうか? だが、月の裏側から発信された可能性もあるだろう。
いずれにしても、 この奇妙な音について、NASAは秘匿し、 何ひとつ解明できていない。
<参考:並木伸一郎>
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