サルコペニア対策に最適な
【インターバル速歩】。
50代以上の骨年齢・筋力に
6カ月で結果が出た理由
日本発の歩き方が、
いま世界で注目を集めています。
その名も「インターバル速歩」。
ただ歩数を稼ぐのではなく、
“歩き方”そのものに秘密があるのだとか。
海外のSNSでバズり、
専門家も驚く効果が話題です。
開発者の能勢博先生に、
このウォーキングの魅力を伺いました。
10歳若返りを実感できるという効果を解説。
インターバル速歩で体力アップ。
10歳もの若返り効果を実感
ゆうゆう世代の大半の人が「若い頃より、
疲れやすくなった」
「疲れが抜けにくくなった」と感じていることでしょう。
それはズバリ、体力(=筋力+持久力)が落ちたから。
でも、「そうだよね。年をとれば体力は落ちるもの。
仕方ない」と、簡単にあきらめないで!
何歳からだって体力はつけられるし、
今より疲れにくい体を手に入れることができるのです。
体力をつけるため、ポイントとなるのが「筋力」です。
加齢に伴って筋肉の萎縮が起こります。
これを加齢性筋減少症(サルコペニア)と呼び、
加齢現象の一つで、誰も避けることができません。
そして、それに伴って、
安静時、運動時を問わず筋肉の代謝機能が低下し、
それに加えて筋肉が必要とする酸素を送る
心肺機能(持久力)も低下します。
さらに、
重要なことに、そのことが生活習慣病を
始めとするほとんどの加齢性疾患の
原因であることが最近明らかになってきました。
その解決策として、
「インターバル速歩」があります。
それによって、
筋力と持久力の両方をアップさせることができるのです。
<実証1>インターバル速歩で体力アップ
A=何もしないグループ
B=1日1万歩を歩くグループ
C=インターバル速歩をするグループ
に分けて5カ月間検証したところ、
Cグループのみ、筋力が13~17%、
持久力が10%もアップ。
すなわち、
体力年齢が“10歳も若返る”という結果が得られました。
体力年齢が10歳も若返ったら、
仕事も家事も今よりどんなにラクにこなせることか!
趣味や旅行も10年前と同じぐらいの元気さで楽しめます。
生活習慣病の予防&改善に
高血圧、糖尿病、脂質異常といった生活習慣病は、
食事の見直しと運動で予防&改善するのが基本です。
そして、
生活習慣病対策で勧められる運動の
代表選手がウォーキング。
でも漫然と歩くだけでは、あまり意味がなく、
ややキツイ運動を組み込むことが大切です。
毎日の散歩やウォーキングを
インターバル速歩に変えれば、
生活習慣病指標(生活習慣病のリスクを
判断するもの)が、
平均で20%も改善したという結果もあります。
「とくに体力低下を実感している人、
運動不足の人ほど、
インターバル速歩の効果を実感しやすいでしょう」
<実証2>
インターバル速歩で高血圧が改善
A=何もしないグループ
B=1日万歩を歩くグループ
C=インターバル速歩をするグループ
に分けて5カ月間検証したところ、
Cグループは最高血圧が平均9㎜Hg、
最低血圧が平均5㎜Hg低下したそうです。
特に、この最低血圧の低下は、
今後5年以内に脳卒中、
心筋梗塞などの循環器系の発作を
起こすリスクを40%も低下させるというから、
びっくり!
実際、「最近の研究で、
インターバル速歩の早歩きのような、
ややキツイと感じる運動で、
硬くなった血管がやわらかくなることも
明らかになってきました」と能勢先生。
ぜひ今日からインターバル速歩を習慣にして、
血管のしなやかさを取り戻し、
体の中から若返りましょう。
脳の血流もアップ、
記憶をつかさどる神経細胞の
成長が促される
「運動によって脳の血管が柔らかくなって
血流量が増加すると、
脳にも十分な栄養や酸素が届くため、
認知症の症状が改善すると言われています」
脳の血流が増加すると、
脳由来神経栄養因子=BDNFという
たんぱく質が盛んに作られるようになります。
BDNFは記憶をつかさどる海馬の神経細胞の成長、
再生を促し、
認知機能の維持や向上を促進する働きがある、
と考えられるのです。
<実証3>
インターバル速歩で認知機能が改善
平均年齢64歳の男女を何もしないグループ=A、
インターバル速歩をするグループ=Cに分けて、
5カ月間継続調査。
このうち軽度認知障害のある人に限って比較すると、
インターバル速歩をしたCグループの34%に
認知機能の向上が見られました。
骨密度もよりアップ
閉経後にリスクが高まる骨粗しょう症にも、
インターバル速歩は効果があります。
骨密度をアップさせて骨を丈夫にするためには、
骨に適度な圧力を与える必要があります。
ややキツイと感じるインターバル速歩の早歩きは、
瞬間的に骨にしっかりと圧力を加えることができます。
<実証4>
インターバル速歩で骨年齢が若返った
50歳以上の女性119人に6カ月間、
インターバル速歩をやってもらったところ、
骨密度基準値に比べて低下している人では、
腰椎で1.8%、
大腿骨頸部で1.0%も骨密度がアップ!
「たった1~2%」と思うかもしれませんが、
50歳以上の女性で1年間に腰椎で0.4%、
大腿骨頸部で0.6%も骨密度が低下します。
ですから、
これだけ骨密度がアップしたということは、
たった6カ月間で骨年齢が3歳も
若返ったと考えられるのです。
インターバル速歩の効果はまだまだあります。
次回も引き続きその効果をご紹介しましょう。
お話を伺ったのは
能勢 博先生(信州大学医学部特任教授 医学博士)