2026/3/4

喉の不調や鼻出血、 手の親指のしびれに効く「少商」。 古代中国のドレミに由来します

 
 
 
 
 
 
 
 
 

喉の不調や鼻出血、

手の親指のしびれに効く「少商」。

古代中国のドレミに由来します

 
 

 

不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 
 
中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、
 
ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。
 
 
健康の土台作りに、不調改善に、
 
1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。
 
 

 

少商(しょうしょう):肺経のツボ

ツボ名の由来

 
古典では「大」、
 
「少」により五音(ごおん。
 
下部の「豆知識」1を参照)を陰陽に区別しています。
 
 
また、末端を「少」と称しています。
 
「商」は五音の1つであり、
 
肺は金に属しており、
 
その音が「商」であることから、
 
少商と名づけられています。
 
 
 

少商(しょうしょう):肺経のツボ

 

 

ツボの場所

 
手の親指の外側(人差し指と反対側)で、
 
爪の付け根の角から0.5寸外側に離れたところ
 


刺激の仕方

左の少商には右の親指の爪を垂直に当てて5秒くらい押し、
 
これを5回繰り返しましょう。
 
 
反対側も同様に行います。
 
 
爪楊枝、ヘアピンなどで同じように
 
少商を刺激してもよいです。
 
 

効能・作用

 
喉の腫れ・痛み、鼻出血、手の親指のしびれなど


1.肺の熱を冷ます効能があり、
 
肺の熱による喉の腫れ・痛み、
 
鼻出血を改善する作用があります。
 


2.局所作用として、
 
手の親指のしびれを緩和させる作用があります。
 


【豆知識】
 

1.五音(ごおん):古代中国の音階で、
 
宮(きゅう)・商(しょう)・角(かく)・
 
徴(ち)・羽(う)の5つからなり、
 
 
それぞれが五臓の脾・肺・肝・心・腎と
 
対応しています。
 
 
 
 
五音は現在の音階では、
 
それぞれ「ド・レ・ミ・ソ・ラ」に相当します。
 
 


2.肺は、喉・鼻・気管と密接な関係があるので、
 
感冒を患い肺に影響すると、
 
喉・鼻・咳の症状などが出現しやすくなります。
 
 


ツボ取りに役立つ「同身寸法」
 

親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

 

 

 

親指の幅を1寸、

人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、

人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

 


ツボの探し方としては、
 
ご自身の指の長さや幅から位置を割り出す
 
「同身寸法」という方法が適しています。
 
“自分の体は自分で測る”という考え方で、
 
体格差などから一律に「cm」で
 
表せないツボの位置も、
 
同身寸法なら測ることができます。
 
 
この連載では、しばしば「へその上3寸」といった
 
表現が出てきますが、
 
その際には上記の「同身寸法」を
 
用いてツボを取ってみてください。
 
 
 
 

 

 <参考:兵頭 明