赤ちゃんがお腹の中にくる前は、
空の上で親を見ていたという話を
聞いたことはありますか?
「まさか、そんな話…」と言いたくなりますが、
わが家の娘はある日突然、
そんな話を始めました。
無垢な瞳で嬉しそうに話す内容に、
なぜか私はしょんぼりしてしまいます。
果たしてその内容とは?
予想外の一言

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2025/11/19
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~空からママのお腹に行くまで~ 「ママのところは…」 3歳娘が話す、 嬉しくもちょっと切ない記憶 |
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~空からママのお腹に行くまで~「ママのところは…」3歳娘が話す、嬉しくもちょっと切ない記憶赤ちゃんがお腹の中にくる前は、 空の上で親を見ていたという話を 聞いたことはありますか?
「まさか、そんな話…」と言いたくなりますが、 わが家の娘はある日突然、 そんな話を始めました。
無垢な瞳で嬉しそうに話す内容に、 なぜか私はしょんぼりしてしまいます。
果たしてその内容とは?
予想外の一言![]() 「次の赤ちゃん、きてくれないねー」と 何気なく娘に言ったのです。
すると、娘はつみ木で遊びながら
と言いました。
何のことか分からず
「何がちーちゃんだけだったの?」と聞きました。
すると今度は遊んでいた手を止め、 こちらを向き、ニコッと笑いながら
『ママとパパのところにいきたいひとー?』って、
きくからね、『はーい』って、
ちーちゃんがてをあげたの」と言うではありませんか。
驚きの記憶と複雑な気持ち![]()
「えっ、これってもしかして、 私のお腹に来る前の話のこと?」 と驚きつつ、
前の記憶に興味津々でした。
話の続きを急かしたい気持ちを抑えて、 私は穏やかな口調で言いました。
おそらからいろんなママをみてたんだよ。
ほかのママのところには、 いっぱいいたの。
でもママのところは、 だれもてをあげなくて、 ちーちゃんがあげたのー」と、 何とも複雑な気持ちにさせてくれるではありませんか。
「ち、ちーちゃん以外、 誰もママのところには 来たくなかったのかな…?」と聞くと
ママをひとりじめしてるのー」と、 嬉しそうに抱きついてきたのです。
羽とトンネル型のすべり台![]()
「他に誰も来たがらなかった」という 少しショックな内容に、 娘が貴重な話をしている事を忘れ、 私はしょんぼりとしてしまいました。
しかし 、娘はそんな私に構うことなく、 ニコニコしながら話を進めました。
「てをあげたら、かみさまがいいよーっていって、 せなかをトントンしたの。
そうしたら、 ちーちゃんのせなかに、 はねがはえたんだよ!」 私の反応を気にすることなく、 娘の話は続きます。
「それでね、パタパタとんで、 トンネルみたいなすべりだいにいったの。
まっくらなとこビューンってすべったら、 ママのおなかにきたのー」
私たちの所へ来てくれた娘に感謝![]()
私は、複雑な気持ちのまま 相づちを打っていました。
その気持ちが表情に出ていたのかもしれません。
すると、そんな私を見た娘が一言。
てをあげてよかったー。
だいすきなママにあえたもん」
目の前の娘がはちきれそうな 笑顔で私を見上げます。
そのまっすぐでいたいけな瞳を見た私は、
目の前にこんな愛くるしい娘がいて、 こうして傍にいてくれる。
それで十分じゃない」そう思ったのです。
気が付くと、 私は思いきり娘を抱きしめていました。
胸の内は愛しい娘への想いで溢れ、 私たちの所へ来てくれた感謝の気持ちで いっぱいになっていました。
その日の夕食は、 娘の大好きなハンバーグになったことは 言うまでもありません。
ママもちーちゃんに会えて本当に良かった。
私たち家族の元に来てくれて心からうれしいよ!
ありがとう」
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