脳の若返りは
日々の生活習慣から!
脳は加齢と共に縮み、
物忘れが増える、集中力が続かなくなる、
無配慮になるなど、脳の老化が起こります。
「うまくできなくても、もう年だからと、
あきらめてはダメ。
日々の生活習慣を少し変えるだけで、
脳を活性化させ、若返らせることができます。
脳を鍛えれば運動機能やバランス感覚が向上し、
転倒予防にも。
体にも心にも良いのです」と西剛志さん。
まずは、
目を閉じて片足立ち(下記参照)
で脳年齢を確認してみましょう。
30秒以上立てれば脳は若々しい状態です。
もし立てなくても、
30秒以上立てるように練習することで
脳を鍛えることができます。
脳にいい習慣と併せて、
取り組んでみましょう。
まの脳年齢は何歳?
「片足立ち診断法」で脳の老化度をチェック
<やり方>
周囲に危険なものがない場所で立ち、
両手はラクに下げる。
無理のない範囲で行うようにしましょう。
両目を閉じ、
上げやすい方の足を上げる(高さや位置は自由)。
軸足がズレたり、
上げた足が床につくまでの秒数を数える。
<脳年齢は?>
30秒未満の人は、
脳の老化が進んでいます。
このチェックを毎日続けることで、
脳を鍛えることができます。
30秒以上を目指して、
1日1度のチェックを習慣化しましょう。
認知症予防&体力アップ習慣
<習慣1>
ボール投げやバランス運動で楽しく動く
80代→平均2.9秒
70代→平均4.5秒
60代→平均9.4秒
50代→平均23.7秒
40代→平均32.9秒
30代→平均58.8秒
知症予防&体力アップ習慣
<習慣1>
ボール投げやバランス運動で楽しく動く
「ボールを頭上に投げてからキャッチする
動きを繰り返すなど、
同時に2つ以上のことを行う運動は、
脳の活性化に最適。
また、
目をつぶって行う片足立ちや
動画を見ながらのダンスも
脳にいい刺激を与えます。
楽しみながら行いましょう」
<習慣2>何もしない時間こそ、
脳が活性化します
「80代、90代になっても元気な人の生活習慣で、
共通していることの一つが
〝リラックスする時間がある〞こと。
脳は、何もしない時間に
活性化することが分かっています。
わずかな時間でもいいので、
心がゆったりとして、
難しいことを考えていない状態を作りましょう」
<習慣3>
指と耳を使う楽器にチャレンジしてみる
「指や耳を使って行う楽器の演奏は、
認知症のリスクを下げることに
役立つことが分かっています。
大切なのは、
〝やり続けて、上達していくこと〞。
楽器はどんなものでもOKです。
無理をせず、少しずつ習い覚えて、
脳や聴力を鍛え続けましょう」
<習慣4>
認知症リスク減には、趣味は2つ以上
「趣味の数が多い人ほど、
認知症を発症しにくいというデータがあります。
これは、楽しいことに打ち込んでいると、
ストレスが解消されるため。
趣味に打ち込むことで脳が老化しにくくなるのです。
心がフフッと喜ぶ趣味を見つけてください」