2025/7/17

"自然と力まず"に 生きている姿を真似てみる… ネコに学ぶ 「自分の心を 疲弊させない」考え方

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

"自然と力まず"に

生きている姿を真似てみる…

ネコに学ぶ

「自分の心を

疲弊させない」考え方

 
 
 
 
 
 
 
ネコに学ぶ「自分の心を疲弊させない方法」とは
 
 
「ネコは不得意なことをわざわざやりません。
 
やる理由がないですし、
 
それが自然なことだからです」。
 
 
こう語る一般社団法人
 
日本アンガーマネジメント協会
 
ファウンダーの安藤俊介氏は、
 
 
そうした気ままなネコの姿の中に、
 
感情をコントロールするための
 
ヒントが隠れていると指摘します。
 
 
 
 
 
 
「自分」と「相手」を同一視しないこと
 
 
 
【理想を求めるのは自由だが、
 
相手にもこたえない自由がある】
 
 
 

相手に理想を求めるのは良いことなのか、

してはいけないことなのかは、

 

ずっと昔から言われていることです。

 

ここではそれが良いことか、

悪いことなのかは、

いったん横へ置いておきます。

 

 

ただ、ここで言えることは、

あなたが相手に理想を求めるのが自由なように、

 

相手はあなたの理想にこたえる自由も、

こたえない自由もあるということです。

 

 

逆も同じですね。

 

誰かがあなたに理想を求めるのは自由ですが、

あなたにはそれにこたえる自由も

こたえない自由もあります。

 

お互いに自由だけれど、

お互いに理想に近づくことに合意があれば、

その関係は健康的なものといえます。

 

 

その一方で、

どちらかが無理やり理想を

押しつけるようなことがあると、

 

その関係は決して良いものにはなりません。

 

中国の論語に

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とあります。

 

何事もほどほどがちょうどいいということです。

 

 

理想を相手に伝えるのは問題ありません。

 

そのうえで相手がその理想について

どう思うか聞いてみることが大切です。

 

 

(出所:『そんなに怒らニャくてもいいんだよ
 
ネコと学ぶ心が軽くなる方法』

 

 

事実と思い込みが違うということは、

誰でもわかります。ところが、

いざ現実の場面でこの2つを切り分けようとすると、

 

結構難しいものです。

 

そしてこの2つが切り分けられないと、

必要のないことで怒りを

感じてしまうので困ったものです。

 

 

たとえば、

ここにお母さんがいます。

 

お母さんは、

子どもが隠しごとをしていたことにショックを受け、

子どもに「なんで隠しごとなんてしていたの!?」

 

と怒ります。

ところが、

子どもにしてみれば隠しごとなんて

したつもりはまったくなかったので、

怒られることにとても不満を感じています。

 

 

ここでの事実は、

子どもはお母さんにまだ言っていなかっただけで、

お母さん側からすればまだ知らなかっただけでした。

 

それをお母さんは隠しごとがあったと

思い込んでしまったのでした。

 

 

自分が事実と疑っていないことが

思い込みだった、

 

ということが実はよくあることを

忘れないでおきましょう。

 

これって事実? 

自分の思い込み? 

と自分に質問する習慣を身につけましょう。

 

 

 

 

 
 
 

わざわざ「不得意なこと」を

やらなくてもいい

 
 
 
【何かができなかったとしても、
 
あなたの価値は変わらない】
 
 
 

人にはできること、できないことがあります。

得意なこともあれば、不得意なこともあります。

 

ネコは不得意なことをわざわざやりません。

 

やる理由がないですし、

それが自然なことだからです。

 

 

ところが、

人はできないことをどうにかがんばってやろうとします。

 

そして、

がんばることが人として当然のこと、

正しいことのように考えています。

 

 

もちろん、

何かに挑戦することはとても尊いことです。

 

でもできないことをやろうとして、

できなくてイライラしたり、

 

できない自分を情けないと思うようであれば、

それは正しいことなのでしょうか。

 

 

むしろ、

自分をやたらと苦しめているだけで、

何もいいことはありません。

 

何かができなかったとしても、

それであなたの価値が変わることはありません。

 

 

できないことはできないと、

いっそ手放してしまうのも、

ひとつの選択肢です。

 

そして、

その選択肢はきっと心を軽くしてくれるでしょう。

 

天気は自分の力では変えられません。

 

そんなことは知っている?

はたから見ると、

 

天気を変えようとしているように

見えることがあるかもしれませんよ。

 
 
 

見方を変えれば

「短所」も「長所」に

 
 
【飽きることでチャンスが広がる】
 
 

「石の上にも三年」という言葉があるように、

ずっと我慢して同じことをし続ければ

成功すると考えられているので、

 

 諦めずに挑戦し続けることは

良いことだと思われています

 

だから、

途中でやめることはダメなことと思いがちです。

 

 

 

 
『そんなに怒らニャくてもいいんだよ
 
ネコと学ぶ心が軽くなる方法』
 
 
 

もちろん、

ひとつのことを目指して努力し

続けることはとても大変で貴重なことです。

 

そのことを否定するつもりはありません。

 

一方で、飽きることで、

ほかのことに手を出すチャンスを

多く得られるともいえます。

 

 

何がうまくいくかなんて誰にもわからないので、

いろいろなことをやってみることは、

成功の確率を上げるためにとても有用です。

 

 

見方を変えることで

見つけられるチャンスもあります。

 

いろいろな見方ができれば、

今まで見えなかった機会やきっかけを

手に入れることができます。

 

 

飽きっぽいことは一見すると短所のように

見られがちですが、

見方を変えれば、

大きな長所にもなるのです。

 

 

やめるにしても理由は明確にしておきましょう。

 

理由が明確であれば、

その経験を次に生かすことができます。

 

 

 

<参考: >