2024/9/29

「自然乾燥すると抜け毛が増える」実はウソ? 暑くてもドライヤーは必要? 髪・頭皮への影響を皮膚科医が解説

 
 
 
 
 
 
 

「自然乾燥すると抜け毛が増える」

実はウソ?

暑くてもドライヤーは必要?

髪・頭皮への影響を

皮膚科医が解説

 
 
 
 
 
お盆をすぎてもまだまだ続く暑さに、
 
バスタイム後のドライヤーでさえも
 
暑苦しく感じてしまうもの。
 
 
 
だが「洗髪後、髪を自然乾燥に
 
任せるのはよくない」というのは、
 
以前からよく言われている。
 
 
 
暑いからといってドライヤーを使わずにいると、
 
髪や頭皮にはどんな影響が出てくるのか。
 
 
 
また、薄毛や抜け毛などのAGAの症状がが
 
悪化したりしないか…?
 
 
ホントのところをクリニックフォア監修医兼
 
ナチュラルスキンクリニック院長の
 
皮膚科専門医・圓山尚先生に聞いた。
 
 


AGA予防にもドライヤーは必須?

 

AGA予防にもドライヤーは必須?


■せっかく髪を洗ってもドライヤーで
 
また汗がじわり…、どうすべき?
 


洗髪後、ドライヤーを使わずに
 
自然乾燥にまかせるのは、
 
髪や頭皮に良くないという話は本当でしょうか?
 


 「本当です。髪が濡れたままだと、
 
キューティクルが開いて傷つきやすくなります。
 
 
 
キューティクルは、
 
いわば髪をコーティングしてくれているもの。
 
 
また、湿った環境が続くと頭皮に雑菌が増え、
 
 
においの元になることも。
 
 
さらに、
 
カラー剤やパーマ剤を使用している場合、
 
キューティクルが開いた状態だと
 
それらが取れやすくなるので、
 
やはりドライヤーを使用したほうがいいですね」
 
 


ドライヤーの熱が、
 
髪の毛によくないということはないんでしょうか?
 


 「基本的には、強すぎる熱を加えなければ大丈夫。
 
 
 
60~80度程度の温度設定が良いとされていて、
 
それ以上の温度にすると、
 
頭皮を乾燥させすぎたり髪のキューティクルを
 
損傷させたりするようです。
 
 
また、
 
髪の根元や頭皮に直接風が当たるような
 
使い方は避けるべきで、
 
頭皮から15~20センチくらい離して
 
使うことをオススメします」
 


とはいえ、
 
現在のような暑い時期にドライヤーを使うと、
 
せっかく洗髪したのにまた頭皮に汗を
 
かいてしまうこともあるのですが…。
 
 
そういう場合はどうしたらよいでしょうか?
 


「確かに。その汗がまた頭皮のにおいに…
 
ということもあり得ますが、
 
ドライヤーで一緒に乾かすよう心がけてください」
 
 

 

 

<参考:皮膚科専門医・圓山尚先生>