2023/6/29

不整脈とはどのような病気か

 
 
 
 
 

命に関わることもある

「不整脈」なりやすい人の特徴とは?

不整脈について医師が解説

 
 
 
 命に関わることもある「不整脈」なりやすい人の特徴とは?不整脈について医師が解説  
 
 
 
 
 

不整脈とはどのような病気か

 
 

心臓は、

基本的には心筋細胞における

電気信号を規則正しく伝達して

正常に動いています。

 

心臓は右心房、

右心室、左心房、左心室の4つの部屋に

分かれており、

 

右心房に存在する洞結節が

電気信号を発生させる部位となり、

 

同部から発せられた電気信号は、

右心房から左心房、

両心室へと順次伝わることになります。

 

 

この電気信号の流れが乱れる、

あるいは遅くなったり、

速くなったりしている状態が

「不整脈」の状態であると言えます。

 

 

不整脈と一言でいっても

症状の程度は不整脈の種類によって異なり、

少し脈が飛ぶ程度のものがある一方で、

突然死を起こす非常に怖い不整脈もあります。

 

 

例えば、

スポーツ選手は通常よりも

心拍数が遅くなることがありますが、

これは病的なものではありません。

 

 

一方で、

危険な不整脈になると、

脳への血流が不十分となり、

失神やふらつきを起こすことがありますし、

 

不整脈により心臓が十分量の血液を

全身へと供給できなくなれば息切れや

呼吸困難などの心不全症状を呈することもあります。

 

 

不整脈の中でも頻度的にもっとも多いのは、

予定されていないタイミングで脈が生じる

「期外収縮」と呼ばれる不整脈であり、

 

このタイプは通常では危険性のない不整脈であり、

発生しても自覚症状が現れないことがあります。

 

 

また、

不整脈は脈が速くなる

「頻脈性不整脈」と脈が遅くなる

「徐脈性不整脈」に分類されていますし、

 

頻脈性不整脈や徐脈性不整脈には

さらに細かく分けられており、

各々の原因も様々挙げられます。

 

 

通常では、

脈拍数が1分間に40以下になると

徐脈に伴って息切れ、

めまいなどの症状が出やすくなりますし、

 

一方で脈拍が1分間あたり120以上になれば

病的な頻脈を示唆して動悸や息切れ、

胸痛などの症状を認めることが考えられます。

 

 

不整脈には治療の必要がないものから、

命に関わるものまで様々なタイプが存在し、

特に意識を失う失神症状以外にも、

脈が遅くなって息切れがする、

 

あるいは突然動悸がするなどの際には

治療介入が必要な不整脈が潜在している

可能性があることを認識しておきましょう。

 

 

不整脈
 
 
 
 
 

不整脈になりやすい人とは

 

普段の生活の中で、

頻繁にめまいを自覚する、

アルコールやコーヒーをよく飲む、

過剰なストレスや過労が溜まっている、

 

熟眠できないなど睡眠障害を抱えている、

目の前が真っ暗になり失神した経験がある

などの項目に該当する人は

不整脈を抱えている可能性があります。

 

 

また、

特に家族や親戚で心臓病を患っている方がいる場合や

突然死した人が存在する際には

危険な不整脈が潜んでいることが懸念されます。

 

 

不整脈の根本的な原因として、

甲状腺機能亢進症など

ホルモン機能異常が挙げられますし、

 

慢性腎不全を抱えている方が

電解質のバランス異常を認めれば

不整脈を発症しやすくなると考えられています。

 

 

不整脈を症状から簡単に

自分で確認できるチェックリスト内容としては、

安静時に胸がドキドキして動悸することがあるか、

 

脈が乱れたような感じがするか、

階段を昇る際や速足で歩くと息切れするか、

常に倦怠感があり疲れやすいかなどが挙げられます。

 

 

安静時に胸がドキドキして
動悸することがあるか、
脈が乱れたような感じがするか、
階段を昇る際や速足で歩くと息切れするか、
常に倦怠感があり疲れやすい人は要注意。
 
 
 

不整脈の治療予防策は?

 
 

不整脈には放置しても

心配の不要なタイプもあれば、

積極的な治療を要するもの、

 

あるいは緊急を要する命に直結する

危険な種類まで様々な場合があります。

 

 

一般的に病院を受診することが

望ましい目安として、

強い動悸やめまいを覚える、

 

また安静時に胸痛や息切れを自覚する、

そして立ちくらみや意識障害などの

症状や所見を認めることが挙げられます。

 

不整脈は早期発見することで

病状の悪化を防ぐことができますし、

 

最悪の場合として考えられる突然死を

未然に予防することにも繋がりますので、

 

特に家族や親戚で心臓病を患っている方がいる場合や

突然死した人が存在する際には

前向きに受診しておきましょうね。

 

日常生活で急に脈の拍動が速くなり

動悸やめまい症状を呈する経験をした人が

いるとしたならば、

 

その原因が心臓の刺激伝導系の

異常によって引き起こされた

不整脈疾患の可能性がありますので、

 

放置せずに心臓専門病院や

循環器内科医にかかるように意識しましょう。

 

不整脈が明確に指摘されたとしても、

ほとんどのケースでは治療が不要で

経過観察できる場合も比較的多く、

 

日常生活において特記すべき

自覚症状も認めることなく心機能も良好であり

 

不整脈の出現頻度も少なければ

経過観察する場合もあります。

 

 

万が一、

過度のストレスや生活習慣の不規則な乱れが

直接的な原因であると考えられれば、

それらを一つずつ是正するように指示します。

 

 

これまで、

不整脈とはどのような病気か、

不整脈になりやすい人の特徴や

治療予防策などを中心に解説してきました。

 

 

「不整脈」とは心臓の脈拍が正常とは異なる

タイミングで起きるようになった状態を意味します。

 

 

不整脈には、

脈が速くなる頻脈性不整脈、

また脈が遅くなる徐脈性不整脈、

そして予期しないタイミングで脈が生じる

期外収縮などがあり、

 

緊急性はなく放置しても問題のないタイプがある一方で、

命に直結する不整脈も存在します。

 

 

不整脈に中には、

それぞれ症状の出現様式によって

経過観察できるタイプもありますが、

 

治療が必要な不整脈であると診断された場合には、

必要に応じた検査を基準にして

適切な治療を受けることが重要です。

 

 

<参考:文=甲斐沼医師> 

 

 

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