2026/4/25

片頭痛や首のこわばり、 腕の痛みに効く「消濼」。 古代には糖尿病治療に 用いられた説も

 
 
 
 
 
 
 
 
 

片頭痛や首のこわばり、

腕の痛みに効く「消濼」。

古代には糖尿病治療に

用いられた説も

 
 
 
 

 

  • 親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

 

 
 
不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 
 
中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、
 
ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。
 
健康の土台作りに、不調改善に、
 
1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。
 
 
 
 

消濼(しょうれき):三焦経のツボ

ツボ名の由来

 
 
 
「消」は、退かせる、消散させるという意味があり、
 
「濼」は泊と同義で、
 
ここでは水が停泊する、
 
とどまることをいいます。
 
 
 
消濼というツボは、
 
とどまった水を退かせる、
 
消散させる作用があることから、
 
消濼と名づけられています。
 
 
 
 


消濼(しょうれき):三焦経のツボ

 

 

ツボの場所

 
臑会(じゅえ・下部の「豆知識」1を参照)と
 
清冷淵(せいれいえん・下部の
 
「豆知識」2を参照)を結ぶ線上の中点
 
 
 


刺激の仕方
 
 

患側(症状のある側)の消濼に、
 
反対の手の中指の腹を垂直に当て、
 
ゆっくり息を吐きながら押さえていき、
 
息を吸うときに指を戻します。
 
これを5回繰り返しましょう。
 
 
 

効能・作用

 
 
片頭痛、側頚部のこわばり・痛み、
 
腕の痛みなど

 

1.三焦経が巡っている側頭部、
 
側頚部のこわばり・痛みを
 
緩和させる作用があります。
 


2.局所作用として、
 
腕の痛みを緩和させる作用があります
 
 


【豆知識】
 

1.臑会:上腕の外側で肘頭と
 
肩髎(けんりょう)を結ぶ線上で、
 
肩髎の下3寸。
 


2.清冷淵(せいれいえん):
 
上腕の外側で肘関節を屈曲し肘頭の直上2寸、
 
つまり天井(てんせい)の上1寸。
 


3.消渇(しょうかち)の特効穴であることから、
 
消濼と名づけられたとする説もあります。
 
 
消渇とは、
 
現在の糖尿病に類似した古代の病のことです。