1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
あなたなら出来ます応援しています
happy&smile by サロンデイレクターKai
ホームページ
美容室 Happy&Smile-トップページ (p-kit.com)
フェイスブック
https://m.facebook.com/happyandsmilehairsalon
ブログ
https://happy-smile.p-kit.com/userblo
|
2025/6/22
|
|
首と顔をマッサージ→ 脳の老廃物の排出を促進、 認知症リスク低下 |
|
首と顔をマッサージ→脳の老廃物の排出を促進、認知症リスク低下マウス実験で検証韓国チームがNatureで発表Innovative Techこのコーナーでは、 2014年から先端テクノロジーの研究を 論文単位で記事にしている Webメディア「Seamless」 (シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。
新規性の高い科学論文を山下氏が ピックアップし、解説する。
韓国科学技術院(KAIST)などに所属する 研究者らがNature誌で発表した論文 「Increased CSF drainage by non-invasive manipulation of cervical lymphatics」は、
首と顔を優しくマッサージするだけで 脳の老廃物排出低下を改善できることを 発表した研究報告だ。 脳や脊髄を保護する脳脊髄液は、 神経系の老廃物を洗い流す 重要な役割を持っている。 この液体の流れが悪くなると、 アルツハイマー病の原因となる 「アミロイドβ」などの 有害物質が脳に蓄積してしまう。 高齢者では実際にこの流れが低下することが 知られていたが、 どうすれば改善できるかは分かっていなかった。 研究チームは、 マウスを使って脳脊髄液がどのように 体外へ排出されるかを詳しく調べた。
蛍光物質を使った追跡実験により、 脳脊髄液は頭蓋骨の底から外へ出た後、
目の周り(眼窩周囲リンパ管)、 鼻(嗅覚・鼻咽頭)、 口の天井部分(硬口蓋)のリンパ管を通って、
首の浅い部分(顎下)にあるリンパ管へ 流れ込むことが分かった。
この経路は、首のリンパ節へ向かう 脳脊髄液の約半分を運んでいた。
脳脊髄液の排出の概要 蛍光物質で可視化された脳脊髄液が 頸部リンパ管を通って顎下リンパ節へ流れる様子 80~95週齢の高齢マウスでは、 8~12週齢の若いマウスと比べて、
鼻のリンパ管が約80%も減少していた。
その結果、 脳脊髄液の排出量は約30%低下。
興味深いことに、 高齢マウスの首のリンパ管自体は正常に 機能していたが、
その上流にある鼻や口蓋のリンパ管が 減少していることが排出低下の主な原因だった。
そこで研究チームは、 首の浅い部分にあるリンパ管が 皮膚のすぐ下を通っていることに着目。
刺激装置を開発し、 顔と首の皮膚を優しくマッサージ するような刺激を与えたところ、
脳脊髄液の排出量が2倍以上に増加した。
刺激の強さは0.01~0.02kgfという軽いもので、 皮膚を傷つけることなく効果を示した。
高齢マウスの脳内に蛍光物質を注入後、 顔面と頸部の皮膚に機械的刺激を加えて 脳脊髄液の排出を促進する実験プロトコルを示す図
この方法を高齢マウスで試したところ、 脳脊髄液の排出量が約2.8倍に増加し、
若いマウスとほぼ同じレベルまで回復した。
効果は刺激を止めた後も続き、 4日間毎日刺激を行っても効果は維持できた。
刺激による効果の仕組みは、 皮膚を通じてリンパ管を外から圧迫することで、
中の液体の流れを促進するというものだった。
リンパ管は自分でポンプのように収縮する 自発的な能力を持っているが、
刺激はこの自発的な収縮にはほとんど 影響を与えず、 単純に外からの圧力で流れを助けている。
この発見は、 加齢による脳の老廃物排出低下を、 皮膚への優しい刺激という簡単な方法で 改善できる可能性を示している。
<参考:>
|
|