2024/3/23

マイクロプラスチックが健康に 影響することがわかった… 血管疾患を起こす可能性が高い

 
 
 
 
 

マイクロプラスチックが健康に

影響することがわかった…

血管疾患を起こす可能性が高い

 
 
 
 

調査対象者から取り除いたプラークのサンプルの50%以上からマイクロプラスチックが検出された。

 

 

調査対象者から取り除いたプラークの

サンプルの50%以上から

マイクロプラスチックが検出された。

 

 

  • ある研究で血管から除去されたプラークを
 
  • 分析したところ、サンプルの50%以上から
 
  • マイクロプラスチックが検出された。
 
  • プラークにマイクロプラスチックが
 
  • 含まれている人は、
 
  • 心臓発作や脳卒中を起こす
 
  • 可能性が高いことが判明した。
 
  • これは、マイクロプラスチックと
 
  • 人間の健康に関連性があることを
 
  • 示す初めての研究となった。
 
 

血管内にマイクロプラスチックがある人は、

そうでない人に比べて心臓発作や

脳卒中を起こしたり、

早く亡くなったりする可能性が高いことが、

ある研究で明らかになった。

 

 

マイクロプラスチックが健康に及ぼす

可能性をめぐって長年にわたって

憶測が飛び交ってきたが、

この研究はマイクロプラスチックとこれらの症状、

さらには一般的な人間の病気との間に

関連性がある可能性を示す初めての例となった。

 

 

 

 
 
 
 

マイクロプラスチックやナノプラスチックは、

プラスチックが細かく分解された

小さな粒子のことを言う。

 

それらは人間の細胞に入り込むほど小さく、

エベレストの頂上から人間の肺の中に至るまで、

あらゆる場所で発見されている。

 

科学者たちは、

これらが体内で炎症や健康問題を引き起こす

のではないかと懸念してきたが、

これまでそれを示唆する証拠は限られていた。

 

 

「組織のイヌ」ではなく「組織のネコ」を増やす。仕事が「自分ごと」になる仕組みとは
 
 
 

マイクロプラスチックの大きさは

1µm(マイクロメートル)から5mmとされている。

 

1µmは100万分の1mで、

人間の髪の太さはおよそ70µmだ。

 

ナノプラスチックは1µmより小さい粒子で、

nm(ナノメートル)つまり10億分の1mの

単位で計測される。

 

 

『New England Journal of Medicine』

に2024年3月6日付で掲載された

この研究論文の著者らは、

通常であればリスクが低いと考えられる

患者に見られる心血管系疾患の増加に、

プラスチック汚染が関与している

のではないかと考え、

この研究に着手することにした。

 

 

イタリアのナポリの研究チームは、

脳に血液を運ぶ動脈にたまった

プラーク(脂肪の多いコレステロール)

について調査した。

 

すると、プラーク除去手術を行った257人の

調査対象患者のうち、

その半数以上の患者のプラークが

マイクロプラスチックやナノプラスチックを

含んでいたことに、

研究チームは非常に驚いたと、

論文の筆頭著者であり、

カンパニア大学ルイジ・ヴァンヴィテッリ校の

心臓病学研究者であるラファエレ・マルフェッラ

(Raffaele Marfella)が、

Business Insiderにメールで語った。

 

 

研究チームがその後34カ月にわたって

調査対象者をモニタリングしたところ、

プラークにマイクロプラスチックが含まれていた人は、

そうでない人に比べて、

非致死性の心臓発作や脳卒中を起こしたり、

何らかの原因で死亡したりする

可能性がほぼ5倍高いことが明らかになった。

 

 

若い男性ほど、

プラークにマイクロプラスチックが

含まれる可能性が高い

 
 

この調査結果は、

マイクロプラスチックが心臓発作や

脳卒中を引き起こすことを証明するものではなく、

両者の関連性を示唆している

ということに注意すべきだ。

 

食事、ライフスタイル、大気汚染への

暴露といった他の要因からの影響も

大きい可能性があるが、

研究チームはそれについての

調査はまだ行っていないという。

 

 

プラークにマイクロプラスチックの

痕跡があった調査対象者は、

一般的に若く、

男性で喫煙し、糖尿病、心血管疾患、

高コレステロールである傾向が高く、

高血圧は少なかった。

 

 

プラークには炎症を示すバイオマーカーも

含まれていたという。

 

これは、

血流中のマイクロプラスチックが

炎症を悪化させ、

心臓発作や脳卒中のリスクを高めることを

示唆している可能性があると、

共著者のフランチェスコ・プラティチッツォ

(Francesco Prattichizzo)がNew Scientist

に語っている。

 

 

「残念ながら、

人体の組織におけるプラスチック汚染は

特別なものではなく、

非常に広がっており、

心血管系の健康への影響が懸念される」

とマルフェッラはBusiness Insiderに語った。

 

 

とはいえ、

研究室の環境からプラスチックを取り除く

ための予防措置を取ってはいるが、

研究中に汚染された可能性を

完全には否定できないと彼は認めている。

 

またこの研究は、

頸動脈からプラークを除去する

手術を受けた人のみを対象としているため、

一般集団を代表するものではない。

 

 

ロンドン大学クイーン・メアリー校で

血管薬理学の上級講師を務め、

マイクロプラスチックと人間の健康について

研究しているヴァヒタ・アブドゥル・サラム博士

(Vahitha Abdul Salam、

この研究には参加していない)が

Business Insiderに語ったところによると、

今回の研究結果はマイクロプラスチックや

ナノプラスチックが疾患の原因と

直接結びつくものではないが、

プラスチック粒子が人間の循環器系に入り込み、

組織に留まることを立証するものだという。

 

 

統計データのプラットフォームStatistaによると、

2023年の世界のプラスチック市場の規模は

7120億ドル(約104兆円)で、

2033年には1兆500億ドル(約225兆円)以上に

達すると予測されている。

 

しかし専門家は、

プラスチックの使用をできるだけ控えるように勧めている。

アブドゥル・サラムは、

使い捨てのプラスチック容器を避け、

天然由来の素材を使うことを推奨した。

 

 

 
 
 
 
 

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