2023/12/21

後戻りできない五つの地球の変化 「転換点近い」 

 
 
 
 
 

後戻りできない五つの地球の変化

「転換点近い」 英大など報告書

 
 
 
気候変動を考える
 

 

 
 
 

英エクセター大などのチームは6日、

深刻化する温暖化によって、

人類や地球にとって後戻りできない変化を起こす

「ティッピングポイント(転換点)」に、

まもなく到達するおそれがあるとの報告書を発表した。

 

筆者のティム・レントン教授は

朝日新聞のインタビューに

「転換点に達することは社会の

崩壊を意味する」とし、

早急な対策を促した。

 

 

中東ドバイで開催されている国連の

気候変動会議(COP28)で発表された。

 

 

緩やかに見えた温暖化の影響は

転換点に達すると、

突然激化し、

後戻りできない変化を引き起こすと言われる。

 

リスクがあるのは、

グリーンランドと西南極の氷床、

永久凍土の融解、熱帯のサンゴ礁の死滅、

海洋の流れである大西洋南北熱塩循環

(AMOC)の停止の五つ。

 

時期は明示していないが、

複数の現象がドミノ倒しのように

連鎖するおそれもある。

 

産業革命前からの気温上昇が

1・5度を超えれば、他の転換点も加わる。

 

 

すでに溶け始めているグリーンランドや

西南極の氷が大規模に崩壊すれば、

数メートルの海面上昇が起こりうる。

 

大西洋を南北方向に流れるAMOCの停止は、

欧州の寒冷化のほか、

降雨パターンや食料生産にも影響を及ぼす。

 

レントン氏は、

異常な暑さを記録した今年は

「一時的に転換点を超えたように見える。

 

転換点が近づいている

シグナルかもしれない」と話した。

 

所得格差をめぐって争いも生むという。

 

「過去に崩壊した全ての文明で起きたような

根本的リスクだ」と話した

 

一方、

改善に向かうための転換点にも

近づいているという。

 

電気自動車(EV)や再生可能エネルギーなどの

技術革新だ。

 

例えば、EVが普及すれば、

蓄電池のコストが削減され、

再エネの貯蔵もしやすくなる。

 

その上で、

世界の化石燃料を2050年まで

に段階的に廃止することを提案。

 

影響を強く受ける脆弱(ぜいじゃく)な国で、

世界的な不平等が生じないよう、

変化に適応し、

被害を救済するための仕組みを

さらに強化すべきだとした。

 

 

 

<参考:>

 

 

1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、

 

 

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