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2025/8/4
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カラダの不調を招く <浅い呼吸>。 かつては深かった 日本人の呼吸が浅くなった原因、 実は「着物離れ」に… |
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カラダの不調を招く<浅い呼吸>。かつては深かった日本人の呼吸が浅くなった原因、実は「着物離れ」に…![]() 私たちが生きていくうえで不可欠な「呼吸」。
現代人は忙しさに追われるなかで、 無意識に浅く早い呼吸になっていると言われます。
山陰地方で呉服店・和想館を経営する 和と着物の専門家である池田訓之さんは 「着物を着ていた日本人は、
本来深い呼吸をすることが出来ていた。
実際、今も着物を着ることで日本古来の 呼吸法のひとつ“密息”と呼ばれる深い呼吸となり、
身も心も穏やかになる」と話します。
着物と呼吸の関係について 池田さんに解説いただきました。
現代人は呼吸が浅くなっている?近年「現代人は呼吸が浅くなっている」と 指摘されています。
「日本人は元来腹式呼吸をしていたと 考えられています」 「現代人はふだん胸の上部だけ使った 浅い呼吸(胸式呼吸)をしがちなうえ、
ストレスなどによって 呼吸がさらに浅くなりやすいことから、 慢性的な酸素不足が指摘されています」 などと記載されています。
ちなみに「胸式呼吸」は、 その名の通り、胸(胸郭)を膨らませたり 縮めたりして行う呼吸法のこと。
運動時や緊張時など、 急いで酸素を取り入れるのに役立ちますが、 疲労感の蓄積や集中力の低下などをきたします。
一方、 主に安静時に行われる「腹式呼吸」は、 横隔膜の動きによってお腹を膨らませたり 縮めたりして行う呼吸法で、
リラックスした状態で深くゆったりした 呼吸をすることにより酸素を四肢の末端まで 送ることができるので、 四肢が和らぎ、気分が落ち着きます。
つまり、 腹式呼吸が理想的な呼吸法であるにもかかわらず、 胸式呼吸に偏りがちな現代人。
そもそもなぜ呼吸が浅くなってしまったのでしょうか?
時代の変化の激しさの中で、 ストレスや緊張の負荷がかかり、 胸式呼吸が強調されるというのがまず一つ。
それ以外にも、 長時間のデスクワークやスマホの使用による猫背姿勢。
さらに運動不足による筋力低下によって 横隔膜や腹部の筋肉がうまく使えなくなり、 深い呼吸がしづらくなった、 といった要因が考えられます。
意識的に腹式呼吸を胸式呼吸は、 素早く酸素を体内に取り入れることができるので、 運動中や緊急事態に対応する際には有用な呼吸法です。
しかしこの呼吸法により身体が 過緊張状態となるため、
落ち着きがなくなり、 十分な換気が出来ていないために 疲れやすくなります。
数年前の「NHK紅白歌合戦」では、 放送中にあるアイドルグループのメンバーが 「過呼吸」「過換気」の状態となり、
倒れるという場面がありました。
これなどは典型で、 過緊張状態が続くことで酸素が不足し、 意識を失うこともあるのです。 安静時やリラックスしている時に行われる 腹式呼吸であれば、 ゆっくりと、 たくさんの酸素を取り込むことができます。
それによって四肢の末端まで十分な酸素を送り込み、 血行を良くして筋肉の緊張をほぐし、 気分を落ち着かせて疲れをとることができ、
実際、 赤ちゃんは腹式呼吸を常態としています。
なお先述した医師会のサイトでは、 一日に5回、慣れれば20回くらい、 意識的に腹式呼吸をすることを勧めています。
着物で腹式呼吸、さらに密息へまた、 意識的に腹式呼吸の時間をとることなく、 自然に腹式呼吸ができる方法もあります。 それは着物を着ることです。
着物を着る時は、 腰紐を腰骨の位置で結びます。
により下腹が固定され、 そこに意識が集中すると、 腹で呼吸をするようになるのです。
さらに驚くべきことに、 このとき実践している呼吸法は、 日本古来の呼吸法のひとつである「密息」という、
腹式呼吸をも超えた、 より深い呼吸法なのです。 ![]() 腹式呼吸は、息を吸うと、お腹が膨れ、 吐くとお腹がへこみます。
しかし着物を着てこの呼吸を続けると、 帯(紐)の位置が上下に動き、 着くずれをおこしてしまうため 着物を着ている時には、
帯(紐)の位置を動かさないように、 私たちは無意識のうちに骨盤を少し後ろに倒し、 お腹をふくらませた状態を保とうとします。
骨盤が後ろに倒れているので、 下腹部にスペースができているため、
たくさんの息を吸いこみ、 そして吐くことができるのです (腹式呼吸でも呼吸の度に骨盤を倒せば たくさんの息を吸い込むことができますが、
大きな動きを要するので深呼吸として 用いることはできても、 自然な動きとしては無理があります)。
「密息」の優れた点は、安定性にあります。 横隔膜を中心に深層筋をグーっと 引っ張り上げるため、 安定して深い呼吸ができるのです。
この密息について、 尺八奏者の中村明一氏は自身の 『密息で身体が変わる』(新潮社)の中で、
尺八演奏を極めるために、 バークレー音楽院にまで進み、 腹式呼吸法も勉強するも、
どうしても過去の尺八奏者のようには息が長く 続かないという悩みを記していました。
そしてその問題点の答えとして、 「着物を着ること」にたどり着いています。
昔の日本人は着物を着ていて、 密息が身についていたので、
長い息を安定して続けることが 自然にできていたのです。
そのため演奏術としてわざわざ 伝える必要がなかったのでしょう。
着物生活で疲れにくい心身を取り戻そう私は、ほぼ毎日着物で生活していますが、確かに不慣れな最初の頃は、よく着崩れをしていました。それがいつからか着崩れしなくなり、そして現在では、気付けば確かにお腹で呼吸をしています。着物といえば、 着付けに苦手意識を持つ方が多いようですが、
ほんの50年前まで、 日本人は日常着として着物を 着ていたくらいですから、 慣れれば簡単です。 弊社では、 入社式の前日に3時間くらいかけて着付けを学んでもらい、
新人はみんな入社式に着物を着たうえで出席します。
それ以後はずっと着物生活になるので、 2週間もすればその生活にも慣れ、 「着物の方が洋服より快適」とも話します。
みなさんも着物生活によって密息を実践し、 おだやかで疲れにくい心身を取り戻しましょう。
きっかけは着物を着てみるだけ。 2週間も続ければ、 心身の変化に気づいて、 その先もずっと続けたくなること請け合いです。
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