2025/4/7

自分の「記憶脳タイプ」を 知ることで眠っている 脳の細胞が動き出す! 【脳内科医が解説】

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

自分の「記憶脳タイプ」を

知ることで眠っている

脳の細胞が動き出す!

【脳内科医が解説]

 
 
 
 

自分の「記憶脳タイプ」を知ることで眠っている脳の細胞が動き出す!【脳内科医が解説】 pixta_92340180_S.jpg

 

 

 

「脳はいくつになっても成長します」と話す。

 

 

3種類の記憶脳タイプ

 
 
 

人間の脳の大部分は眠っていて、

その眠っている部分に潜在能力を秘めている、

 

という話を聞いたことはあるでしょうか。

 

 

普段私たちが使っている脳は、

全体の10%ほどとも言われており、

その大部分は無意識化で

働くものだという説もあります。

 

 

記憶を蓄積できる「脳のキャパシティ」は、

誰にでも大きく備わっています。

 

 

しかしながら、

脳の細胞のほとんどは眠っていて、

動いていません。

 

 

このキャパシティを使うためには、

自分の脳内で理解系脳番地が

どの脳番地に強く結びついているかを

理解することが必要です。

 

 

詳しくは後ほど解説しますが、

暗記タイプは大きく

3つに分けることができます。

 

 

 

(1)視覚系タイプ=見ることで理解しやすい人...

  視覚系→理解系の回路が発達している


(2)聴覚系タイプ=聞くことで理解しやすい人...

  聴覚系→理解系の回路が発達している


(3)感覚・運動系タイプ=体験することで理解しやすい人...

  感覚・運動系→理解系の回路が発達している

 

 

視覚系脳番地・聴覚系脳番地・そして

身体の皮膚感覚を司る感覚野

(感情系脳番地の一つ)は、

 

身体活動を司る運動系脳番地と共に

働き情報を取得する「入力系」と呼び、

 

これらの入力系脳番地と、

理解系脳番地がどう結びついているかが重要です。

 

 

たとえば、何かを覚えようとする時に、

視覚系と理解系の繫がりが強い人が

「聞いて覚えよう」とすると、

 

すぐ脳のキャパシティを

オーバーしてしまうでしょう。

 

脳が不得意な方法で覚えようとすると、

 

脳自体が緊張して

記憶系脳番地がうまく働きません。

 

 

これは逆にいえば、

リラックスしている時には

記憶系脳番地がよく動くということ。

 

自分が得意な方法で暗記を行えば、

本来の脳の実力を発揮できるというわけです。

 

 

運動系や聴覚系よりも視覚系が得意な人には、

本を与えるなり映像を見せるなりして

視覚系脳番地を動かしつつ覚える方が向いていて、

覚えられる量も段違いに増えます。

 

 

自分に合った「記憶脳タイプ」を知ることで、

脳のキャパシティが「大きくなる」のでは

ありません。

 

もともとあなたが持っていた広大な

脳のキャパシティを、

自分自身で実感できるようになるのです。

 

 

 

<参考:>