2024/8/31

農林水産省が教える「お弁当の食中毒対策」作り置きはそのまま入れちゃダメ!

 
 
 
 
 
 
 

 農林水産省が教える

「お弁当の食中毒対策」

作り置きはそのまま入れちゃダメ!

 
 
 

 

 

こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターのmihoです。

 

暑くなってくると、食中毒のリスクが高まるので、

お弁当に気を遣われる方も多いのではないでしょうか?

 

今回は、農林水産省データをもとに、

「お弁当作りで見落とされがちな

食中毒の要注意ポイント」を

ご紹介していきたいと思います。

 

 

田舎暮らしを楽しむフリーランス管理栄養士
 

お弁当の食中毒対策

①ミニトマトをそのまま入れないで

 
 
 

 

 

まず1つ目のポイントは、ミニトマトです。

 

栄養価も高く、

彩りとして手軽に取り入れやすいミニトマト。

 

お弁当に使う方も多いと思いますが、

ヘタをつけたままお弁当に入れてはいないでしょうか?

 

 

実はミニトマトのヘタの部分は

細菌が付着していることが多く、

 

ヘタの周りにくぼみがあるものは

そこに細菌が残ってしまう場合も。

 

またしっかり洗えたとしても、

ヘタの部分に水が溜まってしまい、

そこからさらに細菌が繁殖してしまう可能性も!

 

 

ヘタを残したほうが見栄えが良いかもしれませんが、

衛生面を考えると、

ヘタを取ってからお弁当に入れた方がいいですね。

 

また水洗いした後は、

キッチンペーパーなどでしっかり

水気をふき取るのもお忘れなく!

 

 

お弁当の食中毒対策

②ごはんは酢飯にする

 
 
 

 

 

お弁当に詰めるご飯の食中毒対策として、

梅干しを入れている方も多いと思います。

 

確かに梅干しには殺菌効果がありますが、

直接触れている部分に作用するなど、

効果が限られているんです。

 

 

そこで殺菌効果を高めるためにおすすめなのが「酢飯」です。

 

お酢は細菌が増えるのを抑えることに⼀定の

効果があるといわれています。

 

 

ご飯は詰めた後しっかり冷ましてから蓋をして下さいね。

 

お酢を使っている場合も、

できるだけお弁当を低い温度で保つなど、

しっかり⾷中毒予防をするようにしてください。

 

 

お弁当の食中毒対策

③作り置きおかずをそのまま

弁当に入れないで

 
 
 

 

 

 

忙しい朝のお弁当に便利な作り置き。

休日や前日の夜にまとめて料理をし、

朝に詰めるだけにすれば時短にもなりますよね。

 

 

しかし、

作り置きおかずも注意が必要です。

 

冷蔵室に入れても細菌はゆっくりと増殖するので、

作ってから時間が経てばたつほど、

食中毒のリスクは高まります。

 

 

作り置きのおかずをお弁当に入れる際は、

必ず十分に再加熱をしましょう。

 

温めなおす時は、

おかず全体に火が通るようにして、

作った時と同等の熱さになるまで温めることが大切です。

 

 

加熱ムラが生じやすい電子レンジでの温めは、

おかず全体が加熱されるように、

途中で食材をひっくり返したり

かき混ぜたりするのもポイントです。

 

加熱が終わった後は、

完全に冷ましてからお弁当に詰め、

フタをして包んでください。

 

 

作り置きおかずは、

調理、保存する段階でも、菌をつけず、

増やさないようにし、

保存することも大切ですね。

 

 

お弁当の食中毒対策

④調味料は別添えに!

 
 
 

 

 

おかずの味付けに、ソースやケチャップ、

ドレッシングなどを使いたい時もありますよね。

 

しかし、調味料には水分が多く含まれており、

食中毒のリスクが高まります。

 

 

また野菜などの場合は、

ドレッシングをかけることで食材から

水分が出て傷みやすくなることも。

 

調味料やドレッシングなどは別の容器に入れて持ち運び、

食べる直前にかけるようにしましょう。

 

 

ポイントをおさえて、

安心なお弁当作りに

 

 

今回はお弁当作りに

見落とされがちなポイントをピックアップし、

 

ご紹介しました。暑くなってくる時期は、

いつも以上に衛生面に気を付ける必要があります。

 

 

せっかく作ったお弁当で食中毒にならないためにも、

ポイントをおさえてお弁当作りを行いましょう。

 

 

参照元:農林水産省

「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」

 

 
 <参考:管理栄養士のmiho>