2021/12/8

美しく生きるということ #16

 
 
 
心やすらぐBeauty Essay #16
 
 
人生に正解はあるのでしょうか
どんな生き方が正しくて、
どんな生き方が間違っているのか?
それは神のみぞ知るではないでしょうか。
 
それにしてもやはり
 
「美しくいきたい」と思うのです。
 
 
死んだときに思うこと
 
 
昨今、
美容業界でも芸能界でも著名な方々の
訃報が相次ぎました。
 
普段、
忘れがちですが当然のことながら
人はいつか死にます。
 
なにも20歳ぐらいから、
このことを意識して生きていくことは
ないと思いますが、
 
50代を超えてくると誰しもが
「いつか死ぬ」を考えながら
生きていくことになります。
 
そう考えると死とは何でしょうか。
 
簡単にいうと
「あの世への旅立ち」なのですが、
 
それなら別に気にすることじゃないか、
 
死んだとは仏様に任せよう
というわけにはいきません。
 
やはり学校の卒業式などと同じで、
この世を去る時、
 
少なからず自分の人生の
総括をすることになります。
 
肝心なのは、
そのとき何を思うかなのです。
 
これは人それぞれでしょうが、
私が思うにポイントとなるのは
対人関係ではないかと思います。
 
つまりは思い出。
「あんなことがあったな、
こんなことがあったな」
 
と思い出した時に、
それが心地よいものであれば、
 
それでいいと思うのです。
 
逆に後悔が残ることはあまりない
方がいいでしょう。
 
しかしたとえ後悔があったとしても
「それはそれで仕方ない」と諦め、
 
次の生活に移行することが大切です。
 
中には
「自分はこれだけの財産を築くことが
できた」と自負する人もいるでしょうが、
 
それは間違いではないのですが、
あの世に行くとほとんど通用しないので、
 
そこは切り替えが必要です。
 
 
 
正しさ
 
 
 
さて、
それにしてもしこそ平等に誰にでも
与えられた宿命でありましょう。
 
我慢、我慢の人生で死んでいくのか、
やりたい事をやって死んでいくのかを
比較すればおのずと答えは出てきます。
 
最近ではあまり忍耐とか我慢とか
言わなくなってきたので良い傾向に
ありますが、
 
では我慢はまったく必要ないのかと
言われれば、
 
そうではありません。
 
人生においてもう一つ大切なことは
「正しさ」ではないでしょうか。
 
死ぬ時に
「私は正しく生きた。全てではないが、
その大筋において正直に生きれた」
 
と思えれば御の字ではないでしょうか。
 
 
 
 
リセット
 
 
 
死にはリセットという一面もあります。
 
人生に不満があったり苦しい境遇に
置かれている人でも、
 
死をきっかけにかわることが出来ます。
 
よく「死んでも人格は変わらない。
ダメな人はあの世に行ってもダメだ」
 
と言われることがあると思いますが、
私としては、
そこまで言わなくてもいいのかなと
思います。
 
その人のせいではなく、
本当に境遇が悪かったり
病にかかったりしている人も
いるわけですから、 
 
そういう方たちは、
 あの世に行くことで解放され
自由を得ることができると言っていいでしょう。
 
そこで自分の心境を整えて、
また新たなる人生を歩めばいいのです。
 
死には、
そういうメリットがあります。
 
 
 
執着はダメ
 
 
 
死ぬということは、
当たり前ですが
「この世とのお別れ」です。
 
もちろん、
また生まれ変わればいいのですが、
 
しばらくの間はあの世で生活する
ことになりますから、
 
やはり、
この世とのお別れと
考えていいと思います。
 
その時に一番良くないのが、
この世への執着です。
 
まだ死にたくない、
この世で生きていたいと強く
思ってしまうと、
なかなかあの世の生活に馴染めず
浮遊霊などになるようです。
 
別に浮遊霊でもいいのですが、
零体でありながら、
 
この世の物体に執着するのは
本人も苦しいと思います。
 
高次元、
あの世には無限のエネルギーがありますが、
 
この世のエネルギーは有限です。
 
有限のエネルギーにいつまでも
執着していると最後は破滅します。
 
これは法則なので例外はありません。
 
どうしてか分かりませんが、
エネルギーが低下すると必ず
悪なる要素が付随してくるのです。
 
執着がいけないと言われる由縁は
ここにあります。
 
 
 
 
今できることを
 
 
 
一つ物事をやり終えた時、
ふと楽になり
「ああ。終わった。やっている最中は
苦しかったが、終わってみるとなんか
寂しいな。
こんなことならもっと頑張ればよかった」
と思ったことありませんか。
 
人生もきっとそんなものなんでしょう。
 
生きている最中は精一杯で苦しくても、
いざ死んだとなると、
 
きっとこんな気持ちになるのでしょう。
 
そうであるならば今のうちに
頑張っておきたい。
 
やれることはやっておいた方がいいでしょう。
 
また物事に対する見解も変わってくると
思います。
 
生きている時にはどうしても
許せなかったことも、
 
死んで冷静に考えると許せるかも
しれません。
 
できればその気持ちを生きている今に
持ちたいものです。
 
 
 
  

<参考:BEAUTY&ECOONE>

 

 
 
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
 
 

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