2020/11/15
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八ヶ岳を巡る、聖なる水と歴史の旅⑦ |
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八ヶ岳を巡る、聖なる水と歴史の旅⑦ 世界が注目する水の聖地・ 尾白渓谷と神馬の謎 台風が日本列島を大きく逸れ、 晴れ間も見え始めた日、 ふと思い立って出かけたのは 八ヶ岳の反対側だった。 この一帯は2014年に 「南アルプスユネスコエコパーク」として 認定された。 ユネスコエコパークとはどのような 定義で認定されるのか、 サイトを読んでみると以下のとおりである。 ユネスコエコパークとは、 生態系の保全と持続可能な 利活動(自然と人間社会の共存)を 目的として、 ユネスコが開発しました。 ユネスコの自然科学センターで 実施されるユネスコ人間と生物圏 (MAB:Man and the Reserves) (生物圏保護地域)と呼ばれています。 ちなみに現在、 日本国内で認定されている地域は 7ヶ所で、 今回訪れた地域はその一部、 山梨県北杜市に位置しており、 中でも白州町・尾白川は花岩石を 地盤としていることもあり、 ごうごうと音を立てて流れる 川でありながら、 濁りもなく水底までクリアに見える。 そして周辺にはサントリー蒸留所が あるのも有名である。 「白州」の名がついた シングルモルトウイスキーや天然水など、 それらは水が豊かで 美しいこの地ならではであり、 まさに自然と人間社会の 共存が感じられる。 川に足を浸して静かに耳を澄ます。 マイナスイオンが全身を隅々まで 駆け巡る心地よさと言ったら、 何とも言えない至福のひと時。 ここには何度となく訪れているが、 毎回喜びと新たな喜びで感動する。 近くにはキャンプ場や 日帰り温泉もあり、 夏場は入場規制あるほど 賑わっているが、 それも秋の訪れとともに 人もまばらになり、 この日は散策目的の家族連れと、 登山を目的とした人と パラパラすれ違う 程度であった。 尾白渓谷にはいくつもの滝が 点在しており、 竹宇駒ヶ岳神社を抜け、 最初の橋を渡ると最初に出てくるのが 千ヶ淵である。 そして、 この先にも旭滝、小百合ヶ淵、 神蛇滝など 幾つかの滝がある。 しかし危険な箇所も多く、 往復3時間程度ながら、 登山装備をして 臨まなければならない 場所の連続なので 十分な注意が必要です。 今回は、 そこまで行かなかった。 危険というのもあるが、 その前に渓谷の入り口にある 竹字駒ヶ岳神社(甲斐駒ヶ岳神社ともいう) に惹きつけられてしまったのです。 甲斐駒ヶ岳の山頂にある奥宮は、 剣が突き刺してある場所として あまりにも有名である。 しかし、 里宮にあたるこの神社の神域も、 圧倒されるような厳かな雰囲気があり、 思わず気持ち良さで 声をあげてしまうほどです。 主祭神は大己貴命(大国主)であるが、 そこは神仏習合の社であり、 摩利支天も祀られている。 そして本殿の右横には 「黒白龍神社」があり、 岸壁の合間から清水がとうとうと流れている。 ここには採水場もあり、 一口すくって飲んでみると、 まさに甘露の水と言うべき 上質な口当たりに、 更に感動を覚え、 思わず離れがたくなってしまうのです。 しかし、 もう一つ釘付けになったのは、 鳥居横にあった説明書きでした。 「駒ヶ岳」の駒とは、 神の乗り物である「馬」のことで、 八ヶ岳一帯は 昔から名馬の産地としても 有名であり、 「尾白」というのも、 その馬の尾を表すとされている。 戦国時代、 真田氏がこの地で育てられた馬を 織田信長に献上し、 おおいに喜ばれたとというのは 聞いたことがあるかと思う。が、 ここ甲斐駒ヶ岳の名の由来である馬は、 建御名方神の馬ではなく、 なぜ建御雷神なのか? ちなみに、 この地から少し離れた 白馬という場所があり、 そこは建御方神のルーツである 安曇族と深く関わっているらしいが、 駒ヶ岳は建御雷神と縁があるということか? となると、 あくまでここからは浅い知識からなる 仮説にすぎないのだが、 建御名方神と建御雷神は、 戦いを終えた後もこの地で 共生し、 穏やかな暮らしを営んでいたのでは ないだろうか? ユネスコエコパークの目的である 「自然と人間社会の共生」は= 「自然と神界の共生」でも あったのではないか? そんなことを思いながら、 改めてこの地を眺めてみると、 また不思議な感情が湧き上がってくる。 私たち人間も、 その内に神をやどしているのだと。 そんなことをふと思いながら、 また訪れたいと思う場所です。 1喧嘩はするな、 2意地悪はするな、 3過去をくよくよするな、 4先を見通して暮らせよ、 5困っている人を助けよ、 あなたなら出来ます応援しています happy&smile by サロンディレクターKai
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