2019/5/24

驚き☆人体のメカニズム Ⅰ

 驚き☆人体のメカニズム 
 
 
骨の不思議
強い骨づくりにはコッコッが大事
 
 
☆骨とは
 
人間の身体にはいくつの骨が
あると思いますか?
 
答えはおよそ200個です。
 
成人の体重の約15%~18%を
占めている骨には
大きく分けて、次の5があります。
 
1、支持作用
2、保護作用
3、運動作用
4、造血作用
5、貯蔵作用
 
1の支持作用というのは、
体の支柱として
体全体を支えている仕組みです。
 
内臓や筋肉などをその場所にとどめて
支えておけるのは、骨のおかげです。
 
骨は強い衝撃にも耐えられる
丈夫さと動きやすさを
追求し、
かつ軽さも兼ね備えた万能素材です。
 
強さと軽さを両立させている
秘密は外側と内側の
違いにあります。
 
骨の外側は緻密質と呼ばれる
堅い構造です。
内側は海面質と呼ばれる
細い繊維状の骨で補強し、
その間は空洞になっていて、
骨髄(後迩)や
血管などが入っています。
 
全体がみっちり詰まっている
のではなくパイプ状に
なっていることで、
強さと軽さを実現しています。
 
ちなみに骨の強度は
コンクリート以上とも言われ、
計算上はマッチ箱サイズの骨で、
なんと9トンの重さに
耐えられるほどだということです。
 
2の保護作用というのは、
骨格によって脳や内臓などの
生命維持に重要な器官を外部の
衝撃から保護する仕組みです。
 
前述したような硬くて強い
骨のおかげで、
例えば脳は頭蓋骨という丈夫な骨に
守られており、
ちょつと頭をぶつけたぐらいでは
脳が損傷するような
ことはありません。
 
お腹の中の赤ちゃんの骨は
柔らかい軟骨のみで
形づけられていますが、
大事な脳を守る頭蓋骨だけは
胎児の頃から軟骨ではないのです。
 
3の運動作用は筋肉とかかわってきます。
骨はそれ自身が動くことは当然できません。
 
そこで付着する筋肉を動かすことにより
骨も一緒に動くので、
立つ、歩く、などの基本的な動作を
行うことができるのです。
 
このことから「受動的な」運動作用と
言われることもあります。
 
 
 
骨組みだけではない骨の役割
 
 
4の造血作用についてですが、
私たちが普段「骨」を意識するのは
1~3のような骨の
外側の部分ではないでしょうか。
 
しかし驚くべきことに、
実は骨の内部でも人間の体にとって
重要な役割を担っているのです。
 
それは血液の成分を作り出すことです。
すべての骨ではありませんが、
 
骨の中にある骨髄では
赤血球、白血球、血小板といった
血液細胞をつくりだしています。
 
「骨髄性白血病」という病名を
聞いたことがあると思います。
 
白血病とは血液の癌です。
 
骨髄の中で血液細胞が作られる
過程で癌になり、
癌化した白血病細胞が骨髄内で
増殖してしまうため、
血液細胞が減少します。
 
そのことにより免疫機能の
低下や貧血などの症状が
現れてしまうのです。
 
5の貯蔵作用というのも、
骨の内部の話です。
 
人間は骨の中を貯蔵庫として
利用しています。
貯蔵されるのは、
カルシウム、リン、ナトリウム、カリウムなど。
 
血液中においてこれらの物質が減少すると、
骨に貯めておいた物質を血液の中に
放出して補っています。
 
体内のカルシウムの99%は
骨と歯にありますが、
残りの1%は血液や細胞内などの
組織にあります。
 
わずか1%。
しかし驚くべきことに、
この1%のカルシウムが
生命維持にかかせない
働きを担っているのです。
 
例えば心臓や脳などに関する
筋肉の収縮、出血を止める
血液凝固作用、ホルモンの分泌を
司る作用などです。
 
このように骨は単に
体を支えるだけでなく、
外部と内部の両面で
様々な役割を果たしており、
 
特に内部では生命維持に
欠かせない重要な役割を
担っているのです。
 
 
強い骨を作るには「食事編」
 
 
2で、
胎児の骨はほとんどが軟骨だと述べました。
 
それでは、
骨が完成するのはいつなのでしょうか。
 
大人になった今からでも
骨を成長させることは
可能なのでしょうか。
 
骨の成長は、
柔らかい軟骨の真ん中に血管が入っていき、
そこからカルシウムが運ばれて
沈着し石灰化することから
始まります。
 
さらに骨の両端にも血管が侵入し
軟骨が石灰化し、
石灰化した中央と両端の間に
「成長版」と呼ばれる
軟骨が現れます。
 
骨端線ともいうこの成長版の成長が
大体16~18歳くらいで
止まります。
 
生まれたときには350個ほどだった骨は、
成長とともにくっついてしまい、
 
冒頭で申し上げた約200個の骨になります。
 
ですから、
骨の成長にとって大事な時期は子供の時期、
それも高校生くらいまでということになります。
 
 
(つづく)
 
 
 
 
 
 
 
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、

 

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