2021/4/25

劣悪条件下の火星で生命体は生き続けられるのか?

 
 
宇宙の不思議
 
地球と火星、
 
両方の決定的な違いと言えば、
表面が分厚い大気で覆われているか
どうか、
 
その一点に尽きるです。
 
 
 
 
 
火星は表面を覆う大気の量が
圧倒的に少ない。
 
火星の平均気温は摂氏マイナス
55度と地球よりも低温であるのは
このためです。
 
ちなみに、
冬の気温は摂氏マイナス133度。
 
地球上のシベリアとは比べ物にならない
ほどの寒さです。
 
とはいえ、
火星はもともと地球のように
暑い大気で覆われていました。
 
また大量の水もありました。
 
ある日、
突然激しい太陽風により
吹き飛ばされた結果、
 
現在のような状態になったと
されています。
 
いずれにせよ、
我々が住む地球に比べると、
 
火星は生命体にとって劣悪条件
であるというのがまず言えるのです。
 
 
 
現在の火星には海がなければ、
空気も薄い。
 
しかも大気圧は小さく、
もし仮に我々人間が火星へ
 
足を運んだとしても、
窒息死してしまう恐れがあります。
 
さらに火星には地球とはけた違いの
量の放射能や、
 
人体に有害な紫外線が降り注いでいます。
 
よって、
「地球上の生命体が火星で
暮らすなんて 無理だ」
 
と誰しもそう思うのです。
 
そんな中、
予想を裏切る研究がNASAの
研究グループにより報告されました。
 
2021年2月21日付で
国際生物学専門誌
「Frontiers in Microbiology]
の電子版にも掲載された論文によると、
 
地球上の生命体は火星環境でも
生き延びたという。
 
 
 
NASAはドイツの航空宇宙センター
(DLR)と共同で
「MARSBOx」と呼ばれる実験を実施。
 
その実験内容について簡単に言うと、
 
地球上の微生物を箱に入れて
気球に括り付け、
 
成層圏まで飛ばすというもの。
 
もちろん、
実験で使用した微生物の殆どは死滅。
 
そんな中、
唯一黒カビ菌の胞子だけが
火星環境でも生き延びたのです。
 
さらに、
地球上に戻った後も生命活動を
再開したという。
 
 
 
もちろん、
今回の実験はあくまでも
成層圏内で行われたもので
 
厳密にいうと、
 
この実験をもって火星での黒カビの
生存の可能性を断定することはできないが、
 
研究グループにより新たに判明した
その事実は裏を返せば、
 
ある意味で好ましくないものと
捉えられている。
 
黒カビはたびたび
シックハウス症候群の原因の一つ
として問題視されている
 
人類にとっての元凶なのです。
 
実際、
黒カビに汚染された場所に
長期にわたりいると、
 
皮膚に発疹が現れたり、
頭痛やめまいなどの症状に
見舞われたりすることがあり。
 
つまり、
人体に悪影響を及ぼすしかねない
存在なのです。
 
もし仮に火星へと向かう
宇宙船の中で黒カビが
生きていたとしましょう。
 
黒カビを起因とする症状に
見舞われたとしても、
 
病院はなく治療を受けることは
不可能であります。
 
 
 
 
一方で、
火星の海底で微生物が群れをなして
生息していたことを
 
東京大学の鈴木庸平准教授が
発見し、
 
英紙「インデペンデント」で
報じられるという一件がありました。
 
ちなみに、
その研究内容の詳細については、
2020年4月2日、
国際生物学誌
「Communications Biology」の
電子版にも掲載されています。
 
 
 
火星の海底下には、
大きさにして100mを超える
火山岩で出来た場所があり。
 
そこに多くの多くの生物が
身を寄せながら集まっていたという。
 
なぜ微生物が群れを成して
いたのかと言うと、
 
何か微生物にとって
危機的な状況があって、
 
身を守るために隠れざるを
得なかったのではないかと
示唆されています。
 
ただし、
東京大学の鈴木准教授により
発見されたその微生物が
 
どのようにして生き延びているのかに
ついては不明であり、
 
現段階においてははっきりしない
ことも多いという。
 
 
 
この発見に対し、
鈴木准教授は
「一瞬、夢を見ているのかと思った」
 
と言い放った後
「今回の結果から、
火星ではさらに生物を確認
できるかもしれないという
 
過度の期待を持つことにも
繋がった。
 
たとえ生物の存在を
確認できなかったとしても、
 
それはプレートの地殻変動により
死滅したためであろうと」と、
 
火星における生物の存在を
ほのめかす意味深かな
コメントをしています。
 
 
 
 
近年、
著名人による火星移住計画が
持ち上がることが多い中で、
 
大学や研究機関では火星における
生命体の生存の可能性を立証する
 
ための研究プロジェクトが進行しています。
 
人類が火星を住居とする日は
着実に近づいているのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
 
 

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