2024/1/6
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なんと「10歳」若返る「すごい歩き方」… 「通勤しながら」でも、 「週末まとめて」でも問題なし |
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なんと「10歳」若返る「すごい歩き方」… 「通勤しながら」でも、 「週末まとめて」でも問題なし 「健康のために運動しよう」と決心しても 三日坊主になった経験のある方、 いませんか? ジムやフィットネス・クラブはお金も時間もかかるし、 「ジョギングでも」と思っても、周囲の人の目も気になる。 そんなあなたにおすすめなのが、
誰でも簡単かつ無理なく体力をつけられる 「インターバル速歩トレーニング」。
今回はその効果を科学的に検証するだけでなく、 その詳しいやり方や疑問点も特別に公開!
ブルーバックスの『ウォーキングの科学』にて紹介された この方法は、通勤や買い物の行き帰りにもできるので、 ぜひ今日から実践してみてください!
ウォーキングで身につく「体力」とはインターバル速歩トレーニングの話に入る前に、 「体力」の定義について説明しましょう。
体力といえば、 病気にかからず健康を維持する能力、 といったイメージを持つ方もおられると思いますが、 運動生理学で扱う体力とは「筋力」と「持久力」を指します。
その理由は運動生理学の歴史にあります。
運動生理学は、たとえば、 鉱山など過酷な環境で作業効率を向上させる方策の開発、 オリンピックなどのスポーツ競技でよい成績を おさめるためのトレーニング方法の開発など、 さまざまな現場の要求に応えるために発達してきました。
そのためには、 筋力と持久力を別々に考える必要があったのです。
ウォーキングにおける「筋力」とは、 途中で階段、急な坂道が出てきても 楽にクリアできるかに影響します。
とくに、酸素を使う代謝系 (好気代謝系:この系による運動を有酸素運動と呼ぶ) が主となる遅筋が重要となります。
ウォーキングにおける「筋力」とは、 階段や急な坂道が出てきても 楽にクリアできるかに影響する ウォーキングにおける「持久力」とは、 どれほど速く長時間歩けるかを意味します。 自動車でたとえればエンジンの大きさにあたるでしょう。 エンジンはガソリンを燃やして車を動かすので、 そのシリンダー体積でその能力を評価しています。 3000ccのスポーツカー、 600ccの軽自動車といった具合です。 ヒトの場合は、車のようにはいかないので、 運動時に筋肉で単位時間あたり最大どの 程度の酸素を消費できるかで、 その能力を評価します。たとえば、 持久性競技のトップアスリートなら 体重1kgあたり70ml/分以上、 中高年者で運動習慣のある方で35ml/分程度、 高齢の要介護者では10ml/分以下と、 かなり幅広いです。
レベルの高いジムのトレーニング。でもハードルが…ジムに行って体力を測定し、 それに基づいて持久力・筋力トレーニング プログラムを作成し、 それを実施さえすれば、 効果が得られることは科学的に実証されています。
しかし、そのためには週3~4日ジムに通い、 自分のトレーニング実績をカルテに記録し、 さらに定期的にトレーニング効果を判定し、 それに基づいて運動プログラムを 改訂していかなければなりません。
それらをこなすには本人だけでは困では、 専門のトレーナーの指導を受ける必要があります。
そして、これをこなせるトレーナーは、 自己投資をして大学や専門学校で それなりの教育を受けているので、 それを考慮した人件費も支払わなければなりません。
その結果、 ジムに通うための会費は 半端なものではなくなってしまします。
「リーズナブル」な運動を求めてもっと「庶民」でも、 気軽にできる体力向上のための 運動プログラムはないか。
私たちは、この課題を解決すべく 10年あまり研究を行い、 マシンを使わない「インターバル速歩トレーニング」 (以下「インターバル速歩」)でも 十分な効果が得られることを明らかにしました。
中高年者246名を対照群、 1日1万歩群、 インターバル速歩群の3群に分け、 それぞれ5ヵ月間の介入を行いました。
対照群は、従来の生活を続けていただく。
1日1万歩群は、週4日以上、1日1万歩を 目標に歩いてもらう。
そして、 インターバル速歩群は、週4日以上、 1日30分以上を目標にインターバル 速歩を実施してもらうことにしました。
その結果、インターバル速歩群では、 膝伸展筋力(大腿の前の筋力)が13%、 膝屈曲筋力(大腿の後ろの筋力)が17%、 最高酸素消費量が10%向上しました。
一方、1日1万歩群では、 ほとんど体力は向上せず、 対照群と変わりませんでした。
歩数だけカウントしても効果は高くない インターバル速歩、やり方は単純明快!では、みなさんお待ちかねの 「インターバル速歩」のやり方を説明していきます。
といってもやり方はとてもシンプルで、 「これだけでいいの?」と拍子抜けする
「インターバル速歩」のやり方、それは、 「最高酸素消費量の70%以上の速歩と 40%以下のゆっくり歩きを3分間ずつ繰り返す」
はい。これだけです。
要するに、 速歩3分とゆっくり歩き3分を 繰り返していこう、ということです。
速度の切り替えを3分間隔としましたが、 これは大部分の人が、 これ以上の継続を困難と感じるからです。
したがって、 3分間の速歩の後に3分間のゆっくり歩きを挟むと、 また速歩をしよう、という気分になります。
この速歩3分とゆっくり歩き3分のセットを、 1日5セット(速歩が計15分とゆっくり歩き計15分)以上、 週4日以上を繰り返すことを目標とします。
やり方は簡潔ですが、 以下の5点に注意してウォーキングしましょう。
(1)視線は25m程度前方に向ける (2)背筋を伸ばした姿勢を保つ (3)足の踏み出しはできるだけ「大股」になるように (4)踵から足を着地させる (5)歩く際、腕を直角に曲げ前後に大きく振る それぞれの根拠は 『ウォーキングの科学』に細かく記されています。
気になる方は、ぜひお手に取って確認してみてください。
実際にこのウォーキング方法を1日5セット、 週4日以上繰り返した人は 5ヵ月間で体力が最大20%も向上したことが 明らかになっています。
じつはこの結果、 10歳以上若返った体力を得られていることを 意味しています!
簡潔だけれど、5つのポイントはしっかり守る! 具体的に、どんな効果が見込めるの?「インターバル速歩が健康に良さそうである」 と漠然には理解していただけたと思います。
次に、 インターバル速歩を続けることで 実際に改善した数多くの症状の中から3点挙げて |
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