2021/12/4

地球環境は今・・・プラスチックの原料がパンに変換!?

 
 
プラスチックの原料がパンに変換!?
 
 
海の中のプラスチックを誤飲した結果、
体内で消化されないまま命を落としていく
魚やウミガメ、鳥は後を絶たない。
 
 プラスチックが亀たちの体や組織を
圧迫することが原因であるが、
 
プラスチックそのものに対する有毒性も
否定できない。
 
 
 
少し前であるがダイオキシン問題が
取り沙汰されたときには、
 
「プラスチックを燃やすとダイオキシンを
含む有毒ガスが発生する」とも言われ、
 
2000年1月に施工された
ダイオキシン類対策特別措置法では
廃棄物焼却施設に関する規制が
敷かれると同時に、
 
排気ガスや排水に関する基準が
定められた。
 
 
プラスチックそのものの有毒性について
考えるにあたり、
 
プラスチック材料に使われる
安定剤や可塑剤(かそざい)の
成分にも目を向ける必要があります。
 
例えば、
可塑剤の一つとして使われる
フルタ酸エステル類の場合、
 
内分泌を攪乱(かくらん)する作用があり、
 
子宮内の胎児の脳の発達にも
悪影響が及びかねない。
 
 
 
人体への悪影響が懸念されている
プラスチックだが、
 
英国のエディンバラ大学の研究グループでは、
こんな研究プロジェクトが進行しています。
 
そのプロジェクトについて簡単に説明すると、
プラスチックごみをバラの香り成分である
バニリンに変換するというものです。
 
 
 
1年間におけるプラスチックごみの排出量は
5千万トンにも及ぶとも言われている。
 
プラスチック成分の一つである
ポリエチレン・テレフタレートを
再利用する方法もまた随所で
検討されているものの、
 
その再利用が環境汚染につながり得る
という懸念もあり、
 
完全に悪連鎖を断ち切れていないのが
現状です。
 
そのような現状を鑑み生み出されたのが、
ポリエチレン・テレフタレート由来成分である
 
テレフタル酸を高付加価値の化合物である
バリニンに変える方法です。
 
 
 
バニラ成分に関して言えば、
除草剤や消泡剤から化粧品まで
その用途はさまざま。
 
今回、
見出された画期的な手法とは
使用済みのプラスチックに
大腸菌を加えることによって
見出されたものだが、
 
その効果を立証するにはさらなる
検証が必要であるという。
 
 
 
 
 
これまでのところ、
ゴミとして廃棄しがちなレタスの部分を
空気乾燥させて粉々にしたうえで、
 
フェノールや植物成分を豊富に含有した
成分を取り出し、
 
それらの成分を使って機能性の
パンの製造にも有用な小麦粉を
作るという方法がイタリアの
ウディーネ大学の研究グループの
研究グループにより提案されている。
 
赤ワインやチョコレートなどに含まれ、
抗酸化作用を高めて
 
生活習慣病を予防可能とされる
ポリフェノールが通常のパンと
比べ有意に多く含まれている他、
 
 
消費者の感覚に見合ったもので
ある点も特徴の一つです。
 
健康志向と謳われるライ麦パンは
特有の酸味があつて苦手だという
方も、
 
レタスの廃葉成分で作られる
パンであれば躊躇なく受け入れられる
かもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
レタスの廃棄成分は体に有毒と
いうわけではなく、
 
万が一体内に入ったとしても、
プラスチック以上に身体に
悪影響が及び得るということは
考えられない。
 
そもそも無益なものを社会的に
有用なものに作り変えるという
試みに限定すれば、
 
ウディーネ大学の事例がすでに
存在する限り、
 
取り立てて言うほどの物でも
ないのでしょう。
 
 
 
それに対して、
身体的・環境的並びに社会的に
有毒であると考えられている
プラスチックを付加価値の高い
産業用の化学製品へと変えるという
エディンバラ大学が実践した手法は
間違いなく世界初の事例です。
 
よって、
同大学が先陣を切ったその取り組みは、
いわばリアル世界への挑戦でも
あるとも言えます。
 
近年、
出回っている洋服の大半が
プラスチック製であることに着目し、
 
洋服の原料を廃棄食材に置き換える
取り組みも報告されている中で、
 
エディンバラ大学のその視点に影響を受けた
企業が続々登場することを期待したい。
 
 

<参考:BEAUTY&ECOONE>

 

 

 
 
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