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2019年 10月 17日発行
ハプニング時の対処法 ~急がば回れは本当か~


人生の中で本当のハプニングに遭遇することは

数えるほどしかありませんが、

中ぐらいのハプニングでしたら、けっこうあるものです。

そんな時どうすればいいのでしょうか?

いくつかの対処法を知っておくことで、

さらなる悲劇を回避できると思います。



焦ったら負け


ハプニングになったら焦ります、

焦っていると正確な判断がしにくいため、

冷静になることが大切です。

後で落ち着いて考えたら「なんだ、こうすれば良かったんだけど・・」

ということはよくあります。

間違った判断を避けるためにも、まずは冷静に考えることです。

人間の脳は良く誤作動します。

必要のないところで緊張してお腹が痛くなったり、

焦って手に汗をかいたりします。

危険な状態で滑らないように汗をかくそうですが、

どう考えても汗をかいた方が滑ります。

またプレゼンなどの大事な場面でお腹が痛くなっては
困るでしょう。

つまりこれらの反応は脳の誤作動なのです。

そういう時は少し休憩して一旦、脳を冷やす必要があります。

そうすると不思議なことに解決策が簡単に思い浮かぶことが
あります。

これをしないで焦ったまま突っ走っても、あまりいいことはありません。

それどころか焦りが焦りを生み、さらなる最悪の事態になりかねません。

「焦ったら負け」なのです。

5秒、待つだけでも、かなり状態は改善します。



「焦る」と「早くやる」は違う


ちなみに「焦る」と「早くやる」は違います。

たとえば、卓球の選手は焦っているのでしょうか。

非常に早く動いていますが冷静です。

火事が起こって焦るのは当然ですが、冷静になる必要があります。

しかしそれはゆっくりやればいいというわけではありません。

冷静かつ迅速に行動しなくてはならないのです。

けっこう難しいのですが、メンタルトレーニングだと思って日々、

心がけていると、いざという時に役に立ちます。



マニュアルに従わずに自分の判断を信じて行動せよ


東日本大震災の時もそうでしたが、

マニュアルが通用しない状態は多々ありました。

そのせいで亡くなった子供たちもいます。

その後で学校や市政は「今回の件を参考にマニュアルを見直します」

です。

たった一つの命を事例扱いされてはたまりません。

これを受けて最近では気象庁などでは「自ら命を守る行動を・・・」

と上手い表現をしていますが、結局は「自分の判断を信じて行動する」

しかないのです。

「津波が来ても車には乗らずに歩いて避難」や「高台ではなく指示が

出るまで校庭で待機」などマニュアルにはけっこう馬鹿げたものも

あります。

これらを信じて命を落とさないようにしましょう。



緊急時はとにかくやってしまえ!


考えたり戦略を練ることは大事ですが、

ハプニングに遭遇している時には時間がありません。

ある程度、考えたら一気に行動することです。

一度、行動を始めたら止まってはいけません。

初志貫徹(しょしかんてつ)してやり抜くことです。

これがハプニングを最低限のダメージで回避する基本になります。

簡単に言うと「とにかくやる!」ということです。

以前、猟銃を持った犯人が民家に立てこもる事件がありました。

その時、日本の精鋭部隊と言われるSAT(サット)が出動したのですが

2日間、戦略ばかり考えていて、結局何もできないまま仲間を放置する

ことになりました。

これと同じことはアフリカでも起きたシッピングモール襲撃事件でも

起きています。

収束するのに2日間も要し多くの死傷者を出しました。

考えるのはいいのですが、緊急時にいつまでもそれをやられては

本末転倒です。

もう手段は限られているのですから、タイミングを見計らって

「とにかくやる」べきなのです。


本義を取って末尾をしめろ


先ほどの話に戻りますが2日間もの間、SAT(サット)は

何をしていたのでしょうか。

それは「どうしたら人質を無事に救出できるか?」

「どうしたら犯人を傷つけることなく確保できるか?」

もしくわ戦略において上層部の意見が割れていて、

どっちの立場を取ればいいのか迷っていたのかもしれません。

そんなことを堂々巡りしているから、撃たれて倒れている

仲間の一人も救えないのです。

SAT(サット)は優秀ですから完璧を考えたはずです。

しかし物事に完璧などありません。

必ず何かを犠牲にしなくてはならないのです。

そういう時は「本義を取って末尾を諦めろ」でそ。

大切な一番のメインを取って、あとは捨てるのです。

この捨てるというのが大切で、優秀な組織ほどできない

傾向にあります。


急がば回れは本当か?


ことわざの「急げば回れ」は本当でしょうか。

先に述べた通り、焦っているなら落ち着くために必要です。

しかし落ち着いてばかりもいられません。

ある程度のリズムとスピードで物事を遂行しないと事態は

悪化するばかりです。

事故やミスに気をつけながらも、回り道せずにストレートに

物事を片付けていく必要があります。

私の経験では本当にある一定以上、考えても解決しないのです。

「ほとんど行動あるのみ」なのです。

初念という言葉があります。

初めに思ったことが正しいという意味です。

もちろん、全てがそうとは限りませんが、

8割くらいは当っています。

そう考えると、むろん事故などには十分気をつけて、

落ち着いて行動するのは言うまでもないことですが、

緊急時には「急がば回れ」ではなく、無駄なことは

考えずに「急がば急げ」ではないでしうょうか。







<参考:BEAUTY&ECOONE>


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