2020/6/13

八ヶ岳を巡る、聖なる水と歴史の旅②

 
 
 
 
 
 
諏訪の地を守る最強神と
 
フォッサマグナの恵みの水
 
 
4月に長野県松本市を震源地とした
 
震度4の地震が発生し、
 
それ以降も度々地震が発生している。
 
 
5月11日には茨木で最大震度3の
 
地震が起きた。
 
 
ちなみに最近、
 
陰謀論者の間で話題になっていたのが
 
「511南海トラフ地震の勃発」もしくは
 
「首都圏直下地震」であった。
 
人工地震という噂も絶えない。
 
 
しかし、いずれにせよ、
 
どうやらそれらは外れたようである。
 
とはいえ、
 
今年~来年にかけては大地震が
 
発生する可能性が高いということは、
 
陰謀論者でなくとも
 
耳にしたことがあるだろう。
 
 
 
これらの地域にかかわっているのが、
 
中央構造線と呼ばれる活断層である。

 
ゼロ磁場で一躍有名になった
 
分杭峠近くにある
 
 
大鹿村中央構造線博物館の
 
資料によると、
 
中央構造線は、
 
日本がまだアジア大陸の
一部だった頃に
 
誕生した長大な断層であり、
 
 
過去1億年の歴史の中で
 
何度かの活動期を経て、
 
その度に、
 
異なる方向にずれ動いてきたとある。
 
 
大鹿村周辺を通り、
 
関東、茨木県周辺まで伸びている。
 
 
 
もうひとつ注目したいのが、
 
さらに大鹿村周辺の活断層を
 
たてに割るように伸びている
 
糸魚川静岡構造線である。
 
 
「大きな構」という意味を持つ
 
フォッサマグナは、
 
糸魚川静岡構造線の西縁の
 
断層であるが、
 
この二つは元々別の断層であり、
 
中央構造線とも異なるとの話である。
 
 
しかし4月に、
 
中央構造線周辺で地震活動が
 
頻発した際には、
 
この糸魚川静岡構造線を
刺激することで、
 
いよいよ南海トラフ地震への
カウントダウンか?
 
と思った人は多かったのでは
ないだろうか。
 
 
さて、
 
この地域に住んでいた
古代人の人々も、
 
大地を揺るがすこれらの
 
地震を神の怒りと捉え、
 
畏怖してきたのではないだろうか
 
という節がある。
 
 
その象徴として今でも多くの
 
参拝者が絶えないのが、
 
信濃一宮・全国25000社ある
 
諏訪神社の総本社、
 
諏訪大社の主神であり、
 
諏訪湖の龍神とも言われる
 
 
最強の神・建御名方(タケミナカタ)。
 
妃の八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)
 
とともに祀られている。
 
 
建御名方は出雲の大国主の
息子であるが、
 
母は福井~糸魚川周辺に
 
祀られていることが多い、
 
奴奈姫(ヌナカワヒメ)と言われている。
 
 
 
 
 
 
ここからはあくまで個人の想像の範囲と
 
捉えていただきたいのだが、
 
 
中央構造線と糸魚川静岡構造線の
 
話に戻すと、
 
国の安定を旨とする大国主が
 
わざわざ糸魚川近くに
 
住む奴奈良姫とまぐあい、
 
 
生まれた子をこれらの構造線が
 
交わる近くにある諏訪の地に
置いたのは、
 
地震災害を治める目的が
あったのでは?
 
と思わずにはいられない。
 
 
 
大国主と言えば
後の須勢理姫命(スセリヒメ)
 
のほか、
 
各地に多くの妻を持ち、
 
子供も多い神としても
知られているため、

 
単に気が多かったのではと
 
想像する方も多いかもしれないが、
 
歴史的にみれば各地の大名が
 
国の安寧(あんねい)を願い

政略結婚したこととさほど
変わりはない。
 
 
そして建御名方神と言えば、
 
鹿島神社の神・建御雷神
 
(タケミカヅチ)との国譲りの
戦いが有名である。
 
 
 
建御雷は雷神であると共に
 
地震の神とも言われ、
 
地震を引き起こすオオナマズの
 
頭を踏みつけ、
 
地震を制御する役割も担っている。
 
 
古事記ではこの神たちが
 
国譲りの戦いを繰り広げ、
 
建御名報方神が最後に負けて
 
諏訪湖に身を隠し、
 
 
二度と表に出ないからと
 
命乞いをしたという解釈が
 
古事記にも記載され広く
 
認識されているが、
 
そうは思わない。
 
 
 
むしろ、
 
諏訪湖周辺の地に横たわる
 
活断層による
 
地震を治めるため、
 
 
自ら重しとなったのではないかと
 
感じているのである。
 
 
その証拠に、
 
中央構造線の末端に近い
 
鹿島神社周辺には
 
諏訪神社も存在しており、
 
この地に住む人々にとって
 
心のよりどころになっている。
 
 
 
 
 
 
 
「諏訪」がついている地名もあり、
 
茨木県日立市諏訪町大平田にある
 
「諏訪の水穴」は、
 
遠く長野県諏訪の地と
 
繋がっているのではという逸話もある。

 
つまり、
 
建御雷神(タケミカヅチ)は
 
戦いに勝ったのではなく、
 
建御名方神の自己犠牲を促した
 
だけなのではないだろうか。
 
 
そうした神々の意図や、
 
建御名方神の国に対する
 
深い愛に思いを馳せながら
諏訪の地を訪れ、
 
 
この地特有のフォッサマグナの
 
恩恵による温泉に
 
身を浸けると、
 
 
ほっとする温かさと共に感謝と愛に
 
心震えるというものである。
 
 
 
八ヶ岳・諏訪の地には多くの
 
日帰り温泉があるので、
 
ぜひ立ち寄ってみてほしい。
 
 
皆様もきっと何かを
感じるのでは?と思う。
 
 
 
※ちなみに、
 
そもそも建御名方神(タケミカヅチ)は、
 
縄文の神であると同時に
 
史上最強の神・
 
天津みか星(アマツミカボシ)神と
 
同一ではないかという説もあるが、
 
この神の話に関してはまたの機会に
 
触れたいと思います。
 
 
 
 
 
 
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
 
 

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